値上げの発表と同時に何やらこれまであまり聞いたことのない仕様変更のお知らせが・・・
なんと一部のハイエンドロッドのガイドがトルザイトからSiCへグレードダウンするそうです。
【シマノ】 ロッド ガイド仕様変更のお知らせ
発表されたお知らせがこちら。
出典:ロッド ガイド仕様変更のお知らせ | 2023 | 重要なお知らせ | SHIMANO シマノ
2023年4月より順次トルザイトリングガイドからSiCリングガイドへ変更されるとのこと。
トルザイトガイドを採用しているロッドということで対象はハイエンドクラス。
具体的な対象機種は当該ページの「ガイド仕様変更対象製品一覧」をご覧ください。
気になるのが、これがガイドの変更(=グレードダウン)と、これまでの値上げと重なるかどうか。
ガイドのグレードが下がった上、値段まで上がってはたまったものではありませんね。
ガイド変更後は商品コード、JANコードが変わるそうなので、価格もガイドのランクダウンに見合ったものになる”かも”しれません。
【Fuji】 最上級の「トルザイト」リングガイド
シマノ・ダイワといった大手メーカーは自社でもガイドの生産をするようになりましたが、一部のハイエンド以上、ものによってはFujiガイドと併用するのみで大半は富士工業のガイドを採用してロッドを製造しています。
改めてFuji(富士工業)のガイドリングの性能をランク付けすると序列は以下の通り。
「トルザイト」 > 「SiC-S」 > 「SiC」 > 「アルコナイト」 >>> 「ハード」
「トルザイト」は従来のSiCと同等の耐摩耗性・熱伝導性を備えながら薄く作られ、それにより最軽量のリングとなっています。
「SiC-S」はトルザイトの後発でトルザイトのように薄く再設計された「SiC」のマイナーチェンジ版。
従来のSiCに置き換わる形で生産・採用されており、この度の変更も「SiC-S」リングを採用したチタンフレームガイドを採用するはずです。
詳細はこちら → 釣り具 ガイドの富士工業
Fuji(富士工業)の供給不足が原因ではない…?
ガイドの調達が困難でロッドの生産が間に合わないとのことですが、Twitterをチェックしていると何やらこんな情報が・・・
フォロー外から失礼します。
釣りフェスティバルでフジの人に聞いたのですが、コロナ禍で生産が滞っていたトルザイトの供給はほぼ戻ってきているそうです。
今回の仕様変更はシマノのコストカットの側面が強そうですね。— MTM_TAN (@Angler_39) January 29, 2023
真偽のほどは定かではありませんが、製造元の供給は元に戻りつつあるそうで・・・
さすがにハイエンドクラスでここまで露骨な方法でのコストカットはないと思いたいです。
対象製品の購入を考えている方は早めの入手をオススメします。