ベイトタックルでのシーバス釣りに使用している、シマノ 「ゾディアス グラスコンポジット 176MH-G」のインプレッション。
ビッグベイトから10センチ前後のフローティングミノーまで扱えないこともない万能ロッド?
小場所での釣りに最適です。
■ SHIMANO ZODIAS グラスコンポジットシリーズ 176MH-G
スペックや各部の特徴などは、以下のファースト・インプレッション記事をご参照ください。
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買って良かったと思える3つのポイント
▼ 10gほどのプラグからビッグベイトまで扱える高い汎用性
本来はディープクランキング用のバスロッドですが、
ルアーウエイトが10-42グラムと広いので、10グラムほどのミノーからビッグベイトまで扱えます。
使用したビッグベイトは、定番のガンクラフト 「ジョインテッドクロー」。
・ジョインテッドクロー 148F 33g (148S:35g)
・ジョインテッドクロー 178F 56g (148S:62g)
178Fはキャストウェイトの上限を越えてしまいますが、ビッグベイトは基本軽く投げる程度なのでキャストできました。
(シンキングは不明)
遠投しようとフルキャストしなければ、ジョイクロ(マグナムを除く)ならこのロッドで十分キャスト可能です。
キャストはもちろんのこと、ジャークもそれなりにこなせます。
ビッグベイトで出なかった際のフォロー、タックルハウスのTKLMもキャスト可。
・タックルハウス TKLM 80 8/9.5 9.5g
・タックルハウス TKLM 90 9/11 11g
ただし、こちらはお世辞にも投げやすいとは言えません。
振りかぶれるスペースがあれば十分ロッドを曲げてキャストできますが、そうでない場合はリールの性能頼み。
飛距離もあまり出ないので、”投げられなくはない” 程度です。
▼ ガチガチの棒ロッドではない、グラスコンポジットならではの曲がり
グラスコンポジットロッドなので、ビッグベイト用にありがちなガチガチの棒ではありません。
※写真は根掛かりを煽っているだけなので参考程度に
魚が掛かってからは更によく曲がり、そのおかげかバラシが少なく、このロッドでのバラシはほとんどありませんでした。
その他、グラスと言えば乗りの良さが挙げられますが、シーバスロッドのソフトティップとは特性が異なるので、ショートバイトが乗るような代物ではありません。
バットパワーは特に強いわけでもなく、シーバスロッドでいうところのML~M程度?
ベイトタックルとはいえ、ストラクチャーから引き剥がすようなパワーファイトには向いていません。
(曲がりすぎてコントロールしにくい)
▼ 操作性の良い適度なレングス
全長は7’6″ 約2メートル30センチと、バスロッドとしては長いものの、シーバスロッドとしてはショートロッドの部類。
リアグリップが長めなので実質7フィートほどのレングス。
シーバスでのベイトタックルならこれくらいの長さが取り回しよく扱いやすいです。
肘まである長めのリアグリップ。
ファイト時は良いですが、ピッチングなどのショートキャスト時は少々邪魔に感じます。
ビッグベイトでの釣果
肝心のベッグベイトでの釣果ですが、今のところ1シーズンやって3本のみ。
まぁ一匹くらい釣れれば良いなくらいの気持ちで挑んでいたので初心者にしてはまずまずといったところだと思います。^^;
インプレッション
10gほどのプラグからビッグベイトまで扱える、グラスグラスコンポジットなんて特殊なロッドがまさかの実売1万数千円というお手頃価格で。
本来の用途とは違いますが、自分の通う釣り場・釣り方にマッチした一本でした。
ビッグベイトでシーバスを釣ってみたいけど、それだけのために専用ロッドはなぁ…
なんて方にオススメできるロッドです。
ビッグベイト以外にも、バイブレーションを巻き倒すような釣りにも向いていると思うので、今後はそういった釣りにも試してみるつもりです。
十分満足していますが、いくつか不満な点も。
・ガイドが小さい
まず、ガイドが小さい。
トップ5、ティップ5.5と、小さめなのでノットの引っ掛かりが気になることがありました。
(PEライン+ナイロンリーダー)
アルコナイトリングについては、PEラインをメイン(というか全て)に使っていますが、今のところは問題なし。
トップはSiCなのでこのままPEラインを使い続けても問題ないでしょう。
・デザイン
見た目が如何にもなバスロッド(しかも厨二寄り)。
バスロッドなので仕方ありませんが、せっかくのグラスロッドなのでトラウトロッド風なコルクグリップに改造したいですね。
いずれはこの2点を弄りたいと思っています。