先日購入したBasser誌、予想以上に良い内容だったので個別で再掲載。
■つり人社 Basser 2016年 3月号
出版社:つり人社
発売日:2016/1/26
つり人社のバスフィッシング専門誌「バサー」。
今号の特集は”ロッド”一色です。
特集は「ひと振りの提案」。
アングラーにとっての相棒、バスロッドに焦点を絞ります。
「アングラーの意志を託されたロッドたち」の記事では7種のルアーについて、
それぞれの第一人者が適したロッドを解説します。
また、エキスパートの間でも意見が分かれるスピナーベイトロッドについて
9人に聞いた誌上アンケートも見逃せません。
そのほか、ロッドとリールのバランスの重要さを解説してくれた田辺哲男さん、
米国トーナメントで愛用中のロッドたちを紹介してくれた深江真一さんらも登場。
ショートロッドの有効性を湖上で証明してくれたのは北大祐さん。
川村光大郎さんはオカッパリオールスタークラシック優勝の原動力となった
開発中のオカッパリ用バーサタイルロッドを紹介します。
レングス(長さ)、アクション、パワー、ブランク素材など、
彼らが何を重視してロッドを選んでいるのかを紹介し、
あなたにとってベストな相棒の選び方を提案するロッド特集号です。
▼手仕事にっぽん 下町ロッド工場
カーボンの保存(保管)から始まり、素材の裁断→巻き付け→テーピング→オーブンで焼成など、
“ブランク”ができるまでの製造過程。
そこからガイドの糸巻き→コーティング→グリップの取り付け→
完成品の検査までが掲載されています。
カーボンシートをマンドレルに巻きつけて~ といった記事は他誌でも稀に
掲載されることがありますが、ここまで載っていることはあまりないのではないでしょうか。
個人で竿を作る(組み立てる)身としても勉強になりました。
ちなみに今回取材されている工場は、東京にある「(株)リチャーズ」という会社。
釣竿電子工房 fishing rods by F Richards
初めて聞きました。。^^;
よく国内で窯を持っているのは数社だけみたいな話がありますが、意外とあるものですね。
OEM生産がメインとのことですが、
スズキブランクスという自社ブランドでブランクの販売も行っています。
SUZUKI BLANKS スズキブランクス alphatackle.com
ブランク、ロッドの製造過程の次は、”バランス”について。
▼田辺道場 バスロッドにおけるバランスセッティングの重要性
バスプロ 田辺哲男さんによるバランスセッティングの解説。
定番のロッドとリールの重量によるバランスや、
形状(丸型 or ロープロ)による使い分けなどが解説されています。
参考:やたら充実しているロードランナーのウィキ
ロードランナー Wikipedia
その他、古いロッドを蘇らせるガイドの交換方法(ジャストエース)や、
ロッドに含まれるレジンに着目した「レジン再考察」など、
読み応えのある記事が満載です。(総ページ数の6割がロッドに関する記事)
バスロッドがメインですが、ロッド全般に言えることなので非常にタメになる一冊でした。
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