それでは、シマノ 「16 アルデバラン BFS XG」のファースト・インプレッション。
外観や各部の特徴、重量などをみていきます。
シマノ 16 アルデバラン BFS XG LEFT HANDLE
シマノ独自の新ブレーキ機構 FTB(フィネスチューンブレーキシステム)など、
ようやく本腰を入れたと思われる本気のベイトフィネスリールです。
スペック
品番:XG LEFT
ギア比:8.0
最大ドラグ力:3.5kg
自重:130g
スプール寸法:径 32mm / 幅 22mm
フロロ糸巻量:8lb-45m
最大巻上長:80cm
ハンドル長:42mm
ベアリング数:9/1
本体価格:46,000円
メーカー製品ページはこちら
付属品
・取扱説明書
・パーツリスト、分解図
・脚保護シート
・マグネット
・オイル2種(バンタムオイル、BFSオイル)
通常のオイル(バンタムオイル)と、スプールBB専用オイル(BFSオイル)が付属します。
ネオジム磁石が3個付属。
出荷時の状態では3個×2の計6個が装着されており、
こちらの2個を追加することによってブレーキを強めることができるようです。
(1個は予備)
外観 各部の特徴や重量など
簡単に外観や、各部の特徴や重量などを見ていきます。
外観
▼上から
▼正面から
特徴的な嘴っぽいデザイン
賛否両論あると思いますが、まぁ見慣れればこんなものかと。
▼横から
反対側、サイドプレート(パーミングカップ)下部にはブレーキダイヤル。
これまでの遠心ブレーキ(SVS∞)の外部調整ダイヤルと同じ仕様。
爪を立てないと回らないほどダイヤルが固いです。
パーミングカップ自重:16.6グラム(マグネット6個)
▼下から
ギヤボックスだけでなく、パーミングカップ側にも水抜き穴が空いています。
<本体重量>
自重:131グラム
概ねカタログスペック通り、めちゃくちゃ軽いです。
ハンドル回り
シマノにしては長めの84mmクランクハンドル。
XG(エキストラハイギア)の巻き重り対策でしょうか。
ハンドルノブは新しいタイプです。
▼ワンハンドフリップ可能なスタードラグ
片手でクラッチONや、糸ふけをとる動作が可能です。
もう少し長く、指を掛けやすい形状をしているといいんですが、割とノーマルな形状。
スタードラグはクリック音あり、メカニカルブレーキノブは音なし。
ドラグは動作時に音が鳴る「エキサイティングドラグサウンド」搭載。
実用面では特に必要性を感じませんが、地味に欲しかった機能です。
ハンドルノブ内はベアリング入り。
2BBの4BB仕様です。
<ハンドル重量>
ハンドル総重量:約19グラム
▼内訳
ハンドル:9.2g
ノブ:3.9g
残りはベアリングの重量です。
レベルワインダー
レベルワインド内のリングはテーパー状になっており、ラインの放出抵抗を低減させます。
テーパーレベルワインドはアルデバラン以上に採用されており、
スコーピオンなどには採用されていません。
ウォームシャフト
溝のピッチは至ってノーマル。
09 アルデバランMgと比較
手持ちの「09 アルデバランMg」と比較
「12 アルデバランBFS」があると尚のこと良かったのですが、
まぁあちらは「09アルデバラン」のマイナーチェンジモデルなので。
大きさ自体はそれほど変わっていないように見えます。
「09 アルデバラン」から「16 アルデバラン BFS XG」への改良・変更点。
(ギア比や糸巻量などは仕様なのでスルー)
写真を貼りだすとキリがないので端的に。
▼「09 アルデバラン」→「16 アルデバラン BFS XG」
・自重:155g→130g
25gの軽量化
・最大ドラグ力:4.5kg→3.5kg
1kgのパワーダウン
・レベルワインドの大口径化
「09アルデバラン」のリングもテーパーレベルワインドが採用されており、
「16アルデバラン」は09のものよりスプール側の径がやや大きくなっています。
(スプールとの距離が若干縮まっているせいか)
・ボールベアリング:8BB→9BB
スプール軸に新たに1BB追加されました。
その他、ハンドルがクランク形状分ボディ側に寄っています。
「12アルデバラン」の特徴であったコアフィットボディは採用されていないため、誤差程度。
スプール、ブレーキ回り
そして、いよいよ本命のスプール、ブレーキ回りですが・・・
長くなるので、次回、後編に続きます。^^;
■Amazon
■ナチュラム