ダイワ アルファス R-edition 103L
2013年からいよいよカタログ落ちとなってしまいました。
(割と最近発売された、なんちゃってBFモデルのフィネスカスタムは残留です)
オーバーホールしたのは数ヶ月前になりますが、ネタがないのでUP

今回メンテするのはR-edition 103Lですが、
部品構成、分解手順は初代(紫)、TypeFの103Lと共通です。
(Rエディションはハンドル、スプールが異なります)
まずは、ハンドル周りを外します。

ネジを外し、ロックプレートを取り外し後、10mmのスパナでナットを外します。

レフトハンドルは時計回りにナットを回します。
続いてスタードラグ

くるくる回すだけで外れます。
部品を展開した状態がこちら

続いてスプールを外しておきます。

ブレーキダイヤルのネジを緩めるだけです。
次にボディカバーを外します。

メカニカルブレーキノブを外し、カバーを固定しているボルトを外します。
(ボディ後部のボルトのみ、長さが違うので注意)
続いて、BB、ドラグカラー、ワンウェイクラッチを外します。

ワンウェイクラッチは固く固定されているので、ボディ外側から内側に押し込んで外します。
カバー内部のピニオンBB

固定しているワイヤー?を精密ドライバーなどで外します。
(吹っ飛びやすいので注意)
白い部品、59番 「クラッチカムSPカバープレート」は外さなくて構いませんが、
いつの間にか取れていたということもあるので外しておきます。
これでカバー周りは終了。
いよいよボディ本体の分解です。

まずは、ギアやドラグワッシャーなど、外せるものを外しておきます。

画像には写っていませんが、バネ(54番:クラッチSP)を紛失しないよう注意
次にレベルワインダー周りを取り外します。

Eリング、ボルトを外し、フロントカバーを外します。

続いてレベルワインドを固定しているナットを外します。

これで、レベルワインド、ウォームシャフトなどが外せるようになります。

次にギアシャフト周り
ここまでは割と簡単に外せますが、このギアシャフトが難関です。
ギアシャフトを留めている70番:ギヤーシャフトリテイナーが厄介で、
固定しているボルトに強力な滑り止めが塗布されており、なかなか外れません。
無理に外そうとするとネジをなめる可能性が高いので、
無理だと思ったらここまででやめておくことをおすすめします。
(外し方はいずれ紹介する予定です)

ちなみに全て外した状態がこちら

あとはサイドプレート内のBBを外します。

マグブレーキ周りは特に何もしなくて良いと思います。
これで一通りの分解は終わりました。
あとは洗浄してから、注油して元通りに戻せば完了です。
組み立て編は次回。
ちなみに部品の洗浄ですが、私は大雑把に、
ボールベアリング、金属製部品、樹脂製部品に分けて洗浄しています。
ただし、この方法だと部品が混ざるのであまりおすすめはしません^^;

BB、金属製部品には、ホームセンターで売っている安物のクリーナーを、
樹脂製部品には樹脂対応のパーツクリーナー(ZPI パーツクリーナーなど)を使用します。



