ダイワのハイバリューライトソルト機「月下美人 MX」が早くもモデルチェンジ。
フリームスLTをベースに、新たにスプールメタルにベアリングを2個配置することでより滑らかなATDの滑り出しを実現。
極細ラインを使用するアジングに最適なリールとなっています。
元祖ハイバリューライトソルト機 ダイワ 18 月下美人 MX
LTで、より軽快な操作が可能となった、元祖ハイバリューライトソルト機
■小型スピニングリール新基準「LT」
■マグシールド搭載
ボディとローターの隙間に磁性を持つ液体の壁をつくることで、水や埃、異物の侵入をシャットアウトするマグシールド。■エアローター搭載
マグシールドによって防水という役割から解き放たれたローターは新たなフォルムを手に入れ、強度はそのままに大幅な軽量化とレスポンスの良い回転を実現。リール自重の軽量化と、更なる回転レスポンスの向上に貢献。■ATD搭載(スプールメタルにBB2個配置)
ターゲットの引きに追従しながら、滑らかに効き続けるATD(オートマチックドラグシステム)を搭載。■タフデジギア
ベースは18 フリームス LT
ベースとなるリールは、「18 フリームス LT」。
DS5製ボディにDS4製エアローター。
スプールは形状違いの薄肉アルミ製スプール。
ATDにマグシールド、LTコンセプトによるLC-ABS、タフデジギアを採用。
ハンドルももちろんねじ込み式となっています。
メインシャフト・スプール支持は18 カルディアLT?
フリームスLTとの違いとして気になるのが、「スプールメタルにBB2個配置」の記述です。
簡易なものにダウングレードされ、ベアリングが設置できなくなったフリームスLTのスプール支持部。
このNEW月下美人MXではBB2個配置とのことで、上位モデルである「18 カルディア LT」と同じ構造をしたものなのか、新規構造なのか。
カルディアLTと同じ構造(メインシャフト・スプールメタル一式を移植した形)ならカルディアLTとのスプール互換があり、新規なら「18 月下美人 MX」は他機種とはスプールの互換性がない単一機種となります。
10/7現在、まだ発売されておらず、パーツ検索システムに展開図が掲載されていないため詳細は不明です。
まぁスプールメタルに2個とあるので、スプール内とスプールメタルに1BBずつではなく、そのままスプールメタルに2個でスプール内はなしという構造なのでしょう。
18 月下美人 MXのスペック、ラインナップ
<共通スペック>
自重 | 最大ドラグ力 | ベアリング | 本体価格 |
190g | 5kg | 7/1 | 20,700円 |
<ラインナップ・サイズ別スペック>
品名 | 巻取り長さ | ギア比 | 巻糸量※ | ハンドル長 |
LT1000S-P | 60cm | 4.8 | 2.5lb-100m | 40mm |
LT2000S-P | 63cm | 4.8 | 4lb-100m | 40mm |
LT2000S | 68cm | 5.2 | 4lb-100m | 45mm |
※巻糸量はナイロンライン
その他、分かりにくいところを解説すると、
ボディサイズは3機種とも共通で、スプールサイズのみ 1000(Φ40mm)と2000(Φ42mm)の2種類。
ローターサイズも同じなので、月下美人MXの3機種内でスプールの互換性があります。
また、LTコンセプト機からギア比基準が変わったため、従来機でいうところ、末尾Pのパワーギアが実質ノーマルギア、無印のノーマルギアが実質ハイギア相当(ノーマルとハイの中間)となります。
フリームスLTで惜しかった部分を改善したハイコスパ・ライトゲーム専用リール
前モデルからわずか2年でモデルチェンジした月下美人MX。
この「18 月下美人 MX」は、フリームスLTで唯一惜しかったスプール支持部をチューン。
より滑らかなドラグの滑り出しを実現し、極細ラインを使用するアジングといったライトゲーム全般に特化しています。
前モデルから25gもの軽量化に、供回り式からねじ込み式ハンドルへのアップグレードで実売は16,000円ほど。
エアローターがさほど軽くないこと以外は申し分のないスペックのハイコスパリールとなっています。