コスパに優れたSWリール「バイオマスターSW」がようやくフルモデルチェンジ。
4000番から10000番までをラインナップした「20 ストラディックSW」が発売されます。
シマノ 20 ストラディックSWのスペックとラインナップ
エキサイティングなSWゲームを制する充実スペック
軽やかな巻き上げに加え、力強さをも実現させるインフィニティドライブを搭載し、主導権を握りながらのファイトが可能。さらに、ラインローラー部への水の浸入をシャットアウトするXプロテクトにより、耐久性も向上。オフショアに求められるパワーとタフネスがより高次元へと進化。
【デザイン】 洗練された落ち着いたカラーリング
ガンメタブルー?にネイビーと落ち着いたカラーリング。
シルバー&ゴールドの「バイオマスターSW」や「18 ストラディックSW」から洗練されたデザインになったと思います。
ハンドルノブも質感の良さそうなアルミ製ラウンドノブが標準となっています。
ラインナップは3ボディサイズの全10機種
ラインナップは、4000番、5000番、6000番、8000番、10000番に各種ギア比設定の全10機種。
品番 | 自重 | スプール寸法(径/ストローク) | 糸巻量(PE) | 最大ドラグ力 |
4000 | 300g | φ52mm/19mm | 1.5号-320m、2号-240m | 11.0kg |
5000 | 430g | φ54mm/19mm | 2号-350m、3号-240m | 12.0kg |
6000 | 440g | φ57.5mm/19mm | 2号-440m、3号-300m | 12.0kg |
8000 | 645g(650g) | φ61mm/22mm | 3号-410m、4号-300m | 13.0kg |
10000 | 660g | φ66mm/22mm | 4号-400m、5号-300m | 13.0kg |
4000番のみ汎用スピニングとの表記があるため、4000番は実質「19 ストラディック」の耐久性・防水性を高めたチューンモデル。
4000番とそれ以外で採用している技術特性なども異なり、5000番からが新規のSWモデルのようです。
自重から推測すると、ボディサイズは、4000番、5000-6000番、8000-10000番の3サイズでしょう。
20 ストラディックSWの主要技術特性
「20 ストラディックSW」の主要な技術特性を紹介します。
8/15時点でやや情報不足気味に感じられるのですが、これから追記されていくのでしょうか。
高剛性&高耐久 「HAGANEボディ」&「HAGANEギア」
ボディは堅牢なアルミ製のHAGANEボディ。
従来同様に脚付きのボディがアルミ製、ボディカバー側が高強度樹脂製の所謂 “半プラ” ボディとなります。
ローターの材質はあえて書かれていないところをみると、高強度樹脂製でしょう。
これらは従来通りの仕様で実用上の強度に問題はありません。
ギアはお馴染みの冷間鍛造 超々ジュラルミン製HAGANEギアを搭載。
軽く、力強い巻き上げを実現する「インフィニティドライブ」
従来のX-SHIP構造は、ピニオンギア両端をベアリングで支持することで軽い巻き上げを実現した。今回のNEWモデルには、その構造をより進化させたインフィニティドライブ構造を搭載。これまでピニオンギアで支持していたメインシャフトを非接触化し、特殊低摩擦ブッシュで支持することでメインシャフトの摺動抵抗を大幅に軽減。加えて、メインシャフト自体に特殊表面処理を施し、さらなる低摩擦化に成功。回転トルクを従来比約30%低減※し、高負荷時でも積極的に巻き上げられるパワフルなリールへと進化した。
※当社比較テストによる
※4000HG、4000XGを除く
気密性、防水性に優れた「Xシールド」
ボディ・フタ合わせ面、スプール・ドラグノブ接触部をはじめ、随所に強力なシーリングを施すことで水の浸入経路を遮断。過酷な条件下で繰り広げられるSWゲームにおいて、高い信頼性と耐久性を確保。
X-プロテクト for ストッパーベアリング
ストッパーベアリング部に接触型トリプルリップ構造を採用。特殊グリスを充填することで摩擦抵抗を抑え、シルキーな回転性能を損なうことなく高い防水性能を発揮。Xシールドとの相乗効果でボディ部の防水性能は防水規格IPX8相当を実現。
※4000HG、4000XGを除く
X-プロテクト for ラインローラー
NEWストラディックSWには、ストッパーベアリング部に加え、ラインローラー部にもそのXプロテクト構造を搭載し、さらに防水性能が向上した。ストッパーベアリング部と同様に、図のように海水の侵入経路をシール部材で物理的に遮断することで、高い水圧にも耐えられる構造へと進化。ラインローラー内部のベアリングを過酷な環境下から守り抜き、従来品に比べ、ベアリングの耐久性は従来比10倍以上※に。
※当社比較テストによる
コスパに優れた大型SWスピニングリールが待望のモデルチェンジ
ようやくコスパに優れたSW仕様の大型スピニングリールが発売されました。
そのラインナップから「18 ストラディックSW」の後継というより、「13 バイオマスターSW」の後継・フルモデルチェンジといった方がいいでしょう。
2013年に発売され、コスパに優れたSWリールということで高い人気を誇った「13 バイオマスターSW」。
2016年には防水性が高められた(実質別リールの)6000番が追加されました。
そして2018年に発売され、バイオマスターSWの後継と思われた「18 ストラディックSW」は4000番とスプールサイズ違いの5000番のみというSWリールとはいえない微妙なラインナップ。
この「20 ストラディックSW」でようやくちょうど良いスペックのSWリールが誕生しました。
価格は「13 バイオマスターSW」、「18 ストラディックSW」と変わらず、定価32,000円~37,900円。
発売は4000番が9月、それ以外の5000~10000番が11月発売予定。
ライバルであるダイワに対抗できそうなスペック・価格帯のリールがないため、このクラスの覇権となりそうです。