先日の釣行で異音がするようになった、ダイワ 「07 ルビアス」2506W。
空回しでは異常がみられず、ルアーを引いた(ラインを巻き取った)ときにシャリシャリ音がし、
巻き心地も悪くなるので十中八九ラインローラーが原因です。
早速バラしてみると、グリスなどに混じって潮の結晶化が見られます。
案の定2BB仕様に改造したベアリングの内の一つがまったく回らなくなっていました。
幸いにも予備ベアリングのストックがあったので即交換。
しっかりと洗浄&注油を施し、元に戻して修理完了です。
その日の内に使ってみると、異音も消えて巻き心地も元の軽い巻きに戻っていました。
<スピニングリールに異常がみられた場合の対処法>
お使いのスピニングリールに巻き心地の低下、異音がみられた場合の簡易な対処法を紹介。
1.不良箇所の把握
まずはどこが悪いのか探します。
ありがちなのが以下の2パターン。
・リールを空回しすると異常がみられる場合
→ ギヤなどの駆動部不良
・空回しでは異常がなく、ラインを巻くと異常がみられる場合
→ ラインローラーの塩ガミや錆
2.それぞれの対処法
・ギヤなどの駆動部不良
→ 部品の交換の必要な場合もあるため、メーカーのオーバーホール推奨
自分で直すにはハードル高めです。
(ダイワの場合はそもそも部品の入手からできないことも)
・ラインローラーの塩ガミや錆
→ ベアリングが入っている場合は主にベアリングの不良が原因なので交換します。
軽い症状なら一度分解して、洗浄→注油をすれば改善されるでしょう。
ここは比較的簡単な方ですが、直せる自信のない方はメーカーへ送りましょう。
通常使用でギヤなどの駆動部はそうそうダメにならないので、
一番異常が起こりうる可能性の高いのはラインローラーです。(特にソルト)
ラインローラー内にベアリングを入れる改造を施している方は、
予備も持っておくと何かと便利です。
ラインローラーはギヤほど高精度が求められる箇所ではないため、
ベアリングは300円ほどのステンレスベアリングで十分。
防錆性能に優れている方が良いに越したことはありませんが、
そういったベアリングは何分高価なので。