「LTコンセプト」を基にスプールサイズ、番手表記が一新されたダイワ製スピニングリール。

今回はLT機と従来機のスプールサイズ、エッジ形状を比較します。



LTコンセプトにより一新されたNEWスプール

60周年を迎え、「ライト&タフコンセプト」を基に一新されたスプール。

従来からリール(スプール)のサイズ表記が変わり、一部スプール径が変更・追加されました。

DAIWA : LT(LIGHT TOUGH) – Web site



スプール・エッジ形状も一新。

ロングキャストABS(LC-ABS)

スプール前ツバ部分の形状を見直したことで、釣りをより快適に。従来のABSと比べ約5%の飛距離アップに成功しながら、バックラッシュの発生率の低減化にも成功した。



LT機と従来機のスプールサイズを比較(2000-2500番)

2000番-2500番の新旧スプールサイズを比較してみました。

左から
17 セオリー 2004:Φ43mm – ABS II
18 フリームス 2500S:Φ45mm – ロングキャストABS
07 ルビアス 2506:Φ48mm – ABS

左右が従来機のスプール、中央が新型LT機のスプールになります。

同じ2500番でもスプールサイズが異なります。



バリエーションが増えたスプール径

上の比較に続いてスプール径の比較です。

左から、「2000(従来):Φ43mm」、「LT2500:Φ45mm」、「2500(従来):Φ48mm」



新2500番のスプールサイズは、従来の2000番と2500番の中間にあたります。

新しく追加されたサイズとして、

LT2500:Φ45mm
LT4000:Φ51mm
LT6000:Φ57mm?※

が挙げられます。

従来機2000番(Φ43mm)と2500番(Φ48mm)の間だけでなく、2500番(Φmm48)と3000番(Φ54mm)の間にも新サイズが追加されました。

その他、2000番が1ミリ小口径化され、Φ42mmに。(Φ43mmは廃止)

※LT6000:Φ57mmは新規かどうか未確認



飛距離アップ&トラブルレス これまでのスプールエッジ形状を比較

左から、「ABSⅡ」、「LC-ABS」、「ABS」



新型の「ロングキャストABS」は従来のABSから一目で分かるほど大きく形状が変化。

従来より段差が一つ増えたような形状をしています。
(若干テーパーもキツくなった?)



ABSのⅠ(無印)とⅡでは意識して投げ比べたことはないので、正直言って違いが分かりませんでした。

ただし、Ⅱではキャストし続けているといつの間にかPEラインがエッジの上っ面に乗る?ことが度々あり、個人的にはABSの方がそういったトラブルがあった覚えがなく好印象。
(エッジ形状ではなく、ローター・ラインローラーの問題か)



シマノ AR-Cスプールと比較

ドラグノブの大口径化と合わせてパクリと言われても反論できそうにない、元ネタであろうシマノ 「AR-Cスプール」とも比較してみました。

うーん、段差を付けてあからさまなパクリを回避しているように見えなくもないですね。^^;(汗)



ついでも大口径化されたドラグノブも比較。

左から「17 セオリー」、「18 フリームス」、「16 ストラディックCI4+」

初見ではシマノのものにそっくりに見えましたが、こうして比較してみると単純にセオリーのドラグノブをそのまま大きくしたデザインになっています。



大口径ドラグノブ」に「ロングキャストABS」、どちらもシマノを意識していることは明白。

番手表記もシマノに合わせる形になり、今回は開き直りとも取れるほどの潔さです。

リールの進歩は良くも悪くもパクリ・パクられの歴史なわけで、今回はダイワのターン?
(コアプロテクト、クイックレスポンス、X-SHIPなど)



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