何となく手に入れてしまったシマノの釣種専用スピニングリール 「13 ソアレBB C2000PGSS」のファースト・インプレッション。
13ソアレBBの特徴と各部の重量をチェックしてみました。
古いモデルですが、クイックレスポンスシリーズでCI4+製マグナムライトローター搭載し、巻きの軽さは現行モデル以上です。
シマノ 13 ソアレBB C2000PGSS
マグナムライトローター&X-SHIPを搭載。
ライトゲームの基本性能をフル装備。高感度・高操作性をもたらす軽量マグナムライトローターをはじめ、ギア部には信頼のX-SHIPを搭載。さらに、ハンドルのガタつきを抑えるネジ込み式ハンドルや、トラブルレスを高めたワンピースベールを採用。ライトゲームにおける基本性能をいちから磨き上げたハイパフォーマンスモデルだ。
<ラインナップ・スペック表>
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力 | 自重 | スプール寸法 | 糸巻量 | 最大巻上長 | ハンドル長 | ベアリング数 | 本体価格 |
C2000PGSS | 4.3 | 3.0kg | 190g | φ42/12mm | 3lb-100m | 57cm | 40mm | 5/1 | 16,800円 |
2000HGS | 6.0 | 4.0kg | 230g | φ43/14.5mm | 4lb-100m | 81cm | 50mm | 5/1 | 17,900円 |
シマノのアジ・メバル専用ブランド『Soare ソアレ』シリーズ。
そのスピニングリールのエントリーモデルが「ソアレBB」になります。
現行の「18ソアレBB」はそのベースモデルの都合からコアソリッドシリーズとなりましたが、こちらの「13ソアレBB」は巻き始めの軽さに優れたクイックレスポンスシリーズとなっています。
関連記事:コアソリッドシリーズ化でイマイチ? シマノ 18 ソアレ BB
ハンドルなしのスプール・ボディ本体のみ
以前「12 アルテグラ C2000HGS」を所有しており、手放してしまったことを少し後悔していました。
関連記事:シマノ 12 アルテグラ C2000HGS インプレ
その12アルテグラをベースとした13ソアレの本体のみをヤフオクで発見。
安かったこともあり、勢いで落札。(3,500円)
せっかくなのでスプールも部品注文してみました。(3,100円)
というわけでハンドルはありません。
(ソルティーバライトなどもあるので純正ハンドルは特に必要なし)
中古ですが本体の状態も良く、フルセットで購入するよりは安く上がったかと。
12アルテグラベースのクイックレスポンスシリーズ
13ソアレのベースは「12 アルテグラ」。
高強度樹脂製ボディにCI4+製のローターを搭載したクイックレスポンスシリーズです。
クイックレスポンスシリーズ・・・軽量・コンパクトな低慣性ローターが生み出す『巻出しの軽さ・優れたリーリング感度』を特徴とするシリーズ
参考:クイックレスポンスシリーズ(QUICKRESPONSE SERIES)|シマノ -SHIMANO-
<総重量(ハンドルなし)>
自重:170.7g
総重量のカタログスペック値は190g。
参考までに
18 ソアレBB C2000SSPG:200g
17 ソアレCI4+ C2000SS PG:160g
シリーズの違いもあり、現行の18ソアレBBより10グラムも軽量です。
トラブルレスと遠投性能に優れたAR-Cスプール
ライントラブルの抑制と遠投性能の両立を実現したAR-Cスプールを採用。
<スプール重量>
自重:36.47g
エントリーモデルとしては十分に軽いです。
参考までに
12 アルテグラ C2000HGS:36.1g
17 ソアレCI4+ C2000SS PG:25.24g
【軽量・低慣性】 CI4+製マグナムライトローター
クイックレスポンスシリーズの要となるCI4+製のマグナムライトローターを搭載。
<ローター重量>
自重:30.35g
エントリーモデルでありながら上位モデル並の軽量・低慣性を実現しています。
参考までに
12 アルテグラ C2000HGS:30.9g(同じマグナムライトローター)
17 ソアレCI4+ C2000SS PG:29.32g(NEWマグナムライトローター)
【トラブルレス?】 継ぎ目のないワンピースベール
“一応” 継ぎ目のないワンピースベールを採用、ということになっています。
<2/19 訂正>
本来はワンピースベールであるはずが、下位モデルでベースとなった12アルテグラのものに交換されていました。
以下は12アルテグラのベールの説明になります。
ここから ~
しかし、この形状の”自称” ワンピースベールはあまり評判がよろしくありません。
その原因がベールとラインローラーの間にある段差。
この段差にラインが引っ掛かりやすいとの評判です。
自分はキャスト後にラインを手動でラインローラーに乗せていたのであまり気になりませんでした。
(渓流トラウト以外、着水後フォールで待たされることが多かったため)
ちなみに上位モデルにあたる「12 レアニウムCI4+」のベール一式を移植すればちゃんとしたワンピースベールにすることが可能です。
~ ここまで。
スプール支持部は簡素なタイプ
スプール支持部はベアリングに置き換えたりの改造ができない簡素なタイプ。
シマノでスプール受けにベアリングが配置できるのは「15 ストラディック」以上からになります。
ファースト・インプレッション 初動の軽さ・レスポンスの良さは現行モデル以上
実売1万円そこそこで中・上位モデルと同等の軽量・低慣性ローターを搭載という、シマノが良い意味でやらかしてしまったクイックレスポンスシリーズのエントリーモデル。
そのハンドル巻き始めの軽さは、ダイワ 07ルビアスのような低慣性モデルに引けを取りません。
13ソアレBBのギアは亜鉛ダイキャスト製となっており、強度・耐久性は高くはありませんが、ライトゲームには十分なスペック。
2019年現在でもライトな釣りには十分に使えるリールです。
型落ちとなったモデルですが、現在も新品が残っており、10,000円~13,000円ほどで購入可能となっています。