激安ながら評判の良い、タカミヤのビッグベイト 「ファルケン R ベイト」。

そのラインナップとスペックをチェック。

ビッグベイトの定番「ジョイクロ」のようなS字系アクションではないものの、これはこれで良さそうなルアーです。



タカミヤ ファルケン R ベイトシリーズをチェック

スローリトリーブで、なまめかしくS字にスイムするスリージョイントボディー。ジョイントボディーでありながら、安定した飛行姿勢により抜群の飛距離を実現!ゆっくりとリトリーブするだけで強烈にアピール。潜行深度は約50cm。シャロー域では浮力を活かしたカバークランキングを可能にします。

釣具のポイントでお馴染みの「TAKAMIYA」が販売しているオリジナルブランド「FALKEN R」。

その中のバスルアー・ソルトウォータールアーカテゴリに属するビッグベイトがこちらの「FALKEN R BAIT」シリーズになります。



FALKEN R BAITのラインナップ、スペック

「ファルケン R ベイト」シリーズのラインナップは、以下の全5種。

・FALKEN R BAIT-127
・FALKEN R BAIT-127 リップレス
・FALKEN R BAIT-150
・FALKEN R BAIT-150 リップレス
・FALKEN R BAIT S.W-150

スペック 全長 自重 リップ タイプ レンジ 標準価格
BAIT-127 127mm 20g あり フローティング 約50cm 980円
BAIT-127 リップレス 127mm 20g なし フローティング 不明 980円
BAIT-150 150mm 32g あり フローティング 約50~70cm 1,080円
BAIT-150 リップレス 150mm 31g なし フローティング 不明 1,080円
BAIT S.W-150 150mm 34g なし スローシンキング 不明 1,200円

バス用の基本モデルは、127ミリと150ミリの2種にリップありとリップレスモデルがあり、フローティングのみ。

ソルトウォーター(主にシーバス)用の「FALKEN R BAIT S.W」のみ、150ミリのリップレス、スローシンキング仕様となっています。



【サイズ感】 ビッグベイトらしいのは150mm

上から

・メガバス カゲロウ 124F
・タカミヤ ファルケンR ベイト 127
・タカミヤ ファルケンR ベイト 150
・ガンクラフト ジョインテッドクロー 148

テール込みの全長表記なので、127ミリはビッグベイト感が弱いです。

150ミリの方はほぼジョイクロ148と同サイズ。



【ジョイント】 4ピースの多関節

ファルケンRベイトは、ボディが4つに分かれた多関節仕様。

こうしてみるとジョイクロってシンプルなジョイントルアーなんですね。



【リップ】 リップありとリップなしの2タイプ

基本モデルはリップありとなしの2タイプ。

単純にリップの有無で特にそれぞれが専用に設計されている感じはありません。

SWモデルはリップレスのみとなっています。



【フック】 意外と悪くないタカミヤオリジナルフック

フックは、127mmがガンブラックのST-36BC風、150mmの方はST-46風のオリジナルフックを採用。

サイズは、127mmが#4、150mmがフロント:#1 or #2、後:#4となっています。

気になる針の品質ですが、特に交換必須といった粗悪な感じはしません。



ちなみにテールは差し込み式となっており、スペアも販売されています。

「FALKEN R ベイト スペアテール」

127専用、150専用の2タイプ、3枚入りで200円。



SWモデルのみスローシンキング

ファルケンRベイトのノーマルモデルはフローティングのみ。

SWモデルのみ、3グラム重いスローシンキング仕様となっています。



【価格】 千円前後と激安 セール時は2割引に

定価・標準価格は千円前後と、5千円がスタンダードなビッグベイトとしては激安!

更に販売元である釣具のポイントでは、セール時になんと2割引で購入可能です。

通常価格 セール時
BAIT-127 980円 784円
BAIT-150 1,080円 864円
BAIT S.W-150 1,200円 960円

釣具のポイント以外にアマゾンでも販売されており、そちらもで安くなっていることがあるので要チェック。



実際に使ってみた 定番のジョイクロと比較

実際に川で使ってみました。

注)スイムテストのみで肝心の魚は掛けていません。



もしやということもあるので、まずは浮き姿勢をチェック。

表記通りフローティングはしっかりと浮き、スローシンキングはゆっくり沈下していきます。

価格が価格だけに心配でしたが、造りはしっかりとしており、粗悪さ、安っぽさは感じません。



【レンジ】 フローティングはほとんど潜らない引き波系

続いて、各サイズのスイムチェック。

まず、リップレスのフローティングモデルですが、早巻きしてもほとんど潜らず、水面を引き波を立ててウネウネと泳ぎます。

同じフローティングでもジョイクロはスッと潜ってくれますが、こちらはほとんど潜らず水面直下仕様。



リップ有りの方はゆっくり巻いて3,40センチほど潜る感じ。
(ロッドを寝かせてしっかりと水を噛ませればスペック通り50センチ潜りそうです)

スローシンキングモデルは、着水からすぐにスローに引いて2,30センチといったところでしょうか。

沈めてから使えば更に下のレンジを通せると思います。



【アクション】 ジョイクロのようなS字系ではない

ビッグベイトのド定番、元祖S字系ビッグベイトのガンクラフト 「ジョインテッドクロー」。

同じS字系を謳っていますが、肝心のアクションはジョイントルアー特有のクネクネ・ウネウネとしたアクション。

キメの細かいS字と言えなくはないと思いますが、ジョイクロのようなS字系 スラロームアクションではありません。

ジャーキングアクションもジョイクロのような艶めかしさ?はなく、まぁこんなものかと。



シーバスにはスローシンキングモデルがオススメ

とりあえず一通りスイムチェックしてみた感想として、シーバスにはスローシンキングの「FALKEN R BAIT S.W-150」が無難です。

流れに対してアップクロスで流すような使い方では、スローシンキングのリップレスモデルが最も使いやすいでしょう。

リップレスのフローティングがまったく潜らないのは予想外でしたが、これはこれで引き波系として有りかもしれません。