2004番に続き、同15フリームス 「2508R-H」のインプレッションです。
■ダイワ 15 フリームス 2508R-H
この番手は、海でのボート釣り全般用に購入。
対象はロックフィッシュから小型の青物などいろいろ。
このリール一つで何でもやってしまおうという魂胆です。
安価なリールなので炎天下に晒し続けたり、多少扱いが雑になっても気になりません。
昨年は本来の目的であるボートであまり使えず、予定外のシーバスにも使うこととなりました。
2508R-Hの”R”は、
3000番のボディに2500番のスプール&ローターを組み合わせたモデルという意味。
Hはハイギヤ仕様。
<基本スペック>
自重:285g
ギヤ比:5.6
巻取り長さ:84cm
最大ドラグ力:7kg
標準巻糸量:ナイロン 8lb-150m、PE 1号-200m
ベアリング:4/1
価格:17,600円
メーカー製品ページはこちら
<各部重量>
▼本体重量(総重量)
約284g
カタログスペック通り。
言うまでもなく重いです。
「11 フリームス」2508R-SHが260gなので、メタルボディ化により25g重くなっています。
▼アルミスプール
約51g
こちらも重い。
▼DS4製エアローター
約48g
こちらも(ry
▼ハンドル(供回り式)
約37g
内訳は、ノブ:15g、ハンドル:21g
ハンドルを固定する反対側のキャップは約2.4g
<インプレッション>
それでは、「2508R-H」のインプレ。
前回の2004は思ったより長くなってしまいましたが、
この「2508R-H」は取り立てて語ることもないのであっさりです。
2004は残念ながら使用に耐えかねてしまいましたが、
こちらの2508R-Hは今のところ大きな不満もなく使えています。
といいますか、この「2508R-H」というサイズ感、けっこう気に入っています。(^^)
3000番ボディの恩恵か、巻き上げ力が高く、
ハイギヤ特有の巻き始めの重さはほとんと気になりません。
不満という不満は、ハンドルが供回りで手持ちのハンドルを流用できないことくらい。
あとはスローなタダ巻き用途だとハンドルが少し長いです。(60mm)
ハイギヤモデルはノーマルギヤより5mm長くなっています。
2000番がダメでこれが問題なく使えている理由ですが、
それはアルミボディの強みが用途にマッチしているため。
2000番では必要性を感じないメタルボディも、
3000番クラスともなるとようやくしっくりくるようになります。
ただし、メタルボディこそ採用していますが、
タフさを謳っているわけではないのでギヤは特別丈夫なものではありません。
このグレードとしては平均的な亜鉛ダイキャスト製だと思われるので
ギヤ自体の耐久性はお世辞にも高いとは言えないでしょう。
それでもアルミボディというだけで使っていて安心感があります。
同じ条件で使用すれば少なくともザイオンボディの「11 フリームス」よりギヤも持つはず。
「15 フリームス」最大の弱点である重さについては、
このサイズのリールを取り付けるであろうロッドとのバランスを考えれば
決して重すぎるというほどのものでもありません。
実際にダイワ 「13 ラテオ」86ML・Qに合わせてみたところ、しっくりきてバランスは良好です。
(見た目もモアザンにセルテートを着けているように見えなくもないかも)
ただし、ただ巻き(巻物)用途に限ります。
これがシャクリ(ロッドでアクションを付ける動作)がメインのエギングには不向き。
リールが重くて、疲れる、指・腕が痛くなることが容易に想像できます。
<まとめ>
・2500-3000番以上のボディサイズでようやく真価を発揮
・エギングには不向き
多少重いことに目を瞑れば、マグシールドも搭載されていて十分に使えるリールです。
サーフや磯ヒラなどの入門リールに丁度良いのではないでしょうか。
残念ながら2004番は手放すことになってしまいましたが、
こちらの2508R-Hはこのまま使い続けるつもりです。
(使い続けてみて、耐久性など気になる点が出てくれば追記予定)
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