ロッドに続いて今度はリール、シマノ 「14 バルケッタCI4+ 201HG」のインプレッション。
CI4+ボディ採用で軽量なカウンター付き小型両軸リール。
シマノ 14 バルケッタCI4+ 201HG
以下、メーカー製品ページより引用。
バルケッタCI4+[BARCHETTA CI4+] |両軸リール|リール|製品情報|シマノ -SHIMANO-
商品説明
軽く、強く、美しく。左ハンドルが新加入し、カウンター付きリールはここまで進化した。
カウンター機能をあらゆる船上に持ち込むための拘り。
軽く、強く、美しく。カウンター付きリールはここまで進化する。機能としては申し分ないカウンター付き手巻きリールに、シマノ独自のテクノロジーを惜しみなく注入。
デザイン、軽さ、操作性を高いレベルで達成したのが[Barchetta CI4+]。
ベイトキャスティングリールのようなシャープですっきりしたフォルムにカウンターを組み込んだ新デザインは釣種の境界を越え、エサ/ルアーを問わずライトゲームの大きな戦力となる。
軽さにこだわったボディーは[CI4+]採用で自重わずか190g。
[クイックラッチ]は片手でスプールをサミングしながらON/OFFの切り替えができ、バックラッシュなどのトラブルも激減、操作性は格段に向上した。
レベルワインド非連動の[スーパーフリースプール]や[LEDバックライト]も搭載し、キャストや夜間の釣りでも威力を発揮。
素早くハンドルノブをつまんでリーリングに入ることができる45mmの[ロングダブルハンドル]で釣りのテンポもアップさせる“ボートゲームの革命児”。
スペック
品番:201HG(左)
ギア比:7.0
最大ドラグ力:4.5kg
自重:190g
糸巻量:1号-200m
最大巻上長:70cm ハンドル1回転
スプール寸法:径32mm/幅22mm
ベアリング数(S A-RB/ローラー):1/3
ハンドル長:45mm
本体価格:26,500円
ラインナップは、200HG(右)、201HG(左)、300HG(右)、301HG(左)の4種。
200と300の違いはラインキャパのみです。
付属品
ものがものだけに冊子になった厚めの説明書が付属します。
▼付属品一覧
・取扱説明書
・分解図
・リールレンチ 2個
・ライン通し
リールレンチはハンドルノブを外すためのツールになります。
外観・各部特徴など
まずは外観。
見た目プラッキーで安っぽく見えるのはご愛嬌です。
上から
正面から
カウンターユニットが嵩張るためか、付属のライン通しを使わないとラインが通しにくいです。
下から
最近のベイトリールでは珍しく?リールフットに肉抜きがありません。
■重量
自重:192.6g(カタログ値:190g)
カウンター付きリールとしては最軽量になります。
■45mmロングダブルハンドル
長過ぎず短過ぎず、ちょうど良い長さの90ミリダブルハンドル。
ハンドルノブはEVA製のラウンドノブ。
シマノ、ダイワ問わず、船釣り用リールはこの手のノブが多く採用されるようになりましたが、
EVAは臭いが染み着きそうなのであまり好きではないんですよね。
まぁ握りやすいことは握りやすいです。
ちなみにノブ内はBBなし。
グリスベタベタなのでノブの回転はあまりよくありません。
■ドラグノブ、メカニカルブレーキノブ
ドラグは高耐久で滑り出しの良いカーボンクロスワッシャ採用。
極細PEラインを使用するイカメタルの実釣では、
ドラグの滑り出しはダイワ 「アルファスSV」の方がスムーズに感じられました。
こちらの滑り出しが悪いと言うわけではありません。
また、メカニカルブレーキはあまり細かな調整はできません。
まぁキャストするわけではないのでそこまで微調整する必要はありませんが。
■クイックラッチ
親指1本でクラッチのON/OFFが切替えられるように、
一般的なクラッチレバーの上にもう一つレバーが付いています。
細かなラインの送り出しに便利そうですが、自分はまったく使いませんでした。
■LEDバックライト付デジタルカウンター
このリール最大の特徴、バックライト付ICカウンター。
LEDバックライトの有無が購入の決め手の1つだったのですが・・・
このバックライト、常時点灯はできないんですね…。
ボタンを押しときのみ、約3秒ほどライトが点灯します。
後々製品ページの説明をよく読んでみると、
「ボタンを押したときのみに点灯する。」とありました。(汗)
やはり、付けっ放しにはできないようです。
水深表示の他、仕掛け回収時にアラームが鳴る「船べりアラーム」も搭載。
仕掛け回収時、水深5,6メートルほどに達すると、
ピッ、ピッ、ピーッと続けてアラーム音が鳴ります。
ピックアップ寸前を音で確認でき、不要な仕掛けの巻き込みを防げるので便利な機能です。
ただ、釣れていない時は煩く感じることがあるので、
ON/OFFできるようにして欲しかったところ。
■コインで簡単電池交換
パーミングカップ(サイドプレート)側中央の電池カバーがコインで簡単に外せ、
ユーザー自身での電池交換が可能になっています。
電池の種類は「CR2032」ボタン電池。
ちなみにダイワの場合、電池交換はアフターサービス扱い。
(ただし、ある程度分解すれば自分でも交換できるようです。)
改造 – フルベアリング
ベアリング数が価格の割に3BBと物足りないのでフルベアリング化しました。
3BBからベアリング7個追加で一気に10BB仕様に。
関連記事:シマノ 14 バルケッタCI4+ 201HG フルベアリング 3BB→10BB
インプレッション
イカメタル専用機として使用しました。
初期設定(ライン巻き)を適当にやってしまってやや水深に誤差が生じていますが、
やはりカウンター機能の有無はタナ取りが重要なこの釣りに重宝します。
魚探の反応との照らし合わせ、ヒットレンジの把握と、ないよりは断然あった方が便利です。
カウンター付きリールとしては唯一200グラムを切る最軽量のリール。
カーボン樹脂のCI4+ボディということで剛性が心配でしたが、
イカメタル程度なら何ら問題ありません。
当初は合わせるロッドがダイワのなので、ダイワの「ソルティストICS」を検討していました。
それがシマノのバルケッタと比較してみると、同じ価格帯ながら圧倒的な重量差(70g)、
バックライトの有無、明らかにバルケッタの方がスペックは上。
見た目はソルティストの方が好みですが、圧倒的なスペック差からバルケッタを選択しました。
バックライトが常時点灯できないのが唯一の誤算でしたが、その他は特に不満ありません。
カウンター付き小型両軸リールはこのリールがベストでしょう。