Fインプレに続き、ダイワ 「18 キャタリナ IC 100SHL」の実釣インプレッションです。
ファースト・インプレッション、「18 キャタリナ IC」のスペック・特徴などはこちら。↓
関連記事:ダイワ キャタリナ IC 100SHL Fインプレ 特徴と重量
実釣インプレッション
主に白イカ イカメタルゲームに使用。
シマノ 「バルケッタCI4+ 201HG」から乗り換え、使い分ける形で使っています。
釣行回数は現時点(8/15)で11回、約50時間以上。
イカメタルの定番 オバマリグだけでなく、オモリグ用に使っており、今ではすっかりメインリールとなっています。
シマノ バルケッタCI4+(旧型)からの乗り換えということで、バルケッタとの使用感の違いを交えてレビューします。
パワフルな巻き上げ
シマノの「バルケッタCI4+」から乗り換えて一番に違いを感じたのが巻き上げ力。
リールだけでここまで変わるものかと・・・
良型、ダブルヒットで強い負荷が掛かってもスイスイと楽に巻けます。
さすがはスーパーメタルフレームといったところですが、実際のところロングハンドルによるところが大きいです。
もちろんアルミボディの剛性あってのものですが、105mmパワーハンドルの効果は絶大。
バルケッタCI4+のハンドルが90mm。
15mmの差でかなり巻き上げが楽になりました。
ちなみに現行のバルケッタもロングハンドルになっているのでそういうことなのでしょう。
(一定の速度で巻くタイラバは90mm以下の方が良いのでしょうが)
見やすいLEDバックライト付きICカウンター
LEDバックライトが付いた新型のICカウンター。
カウンターについてはどれも同じだと思っていたのですが、これまで使っていたバルケッタCI4+と比べてバックライト点灯時の視認性はこちらが上でした。
バルケッタCI4+のカウンターはロッドを構えていると角度の問題かバックライトを点灯させても液晶の視認性がイマイチでした。
その点、キャタリナICの液晶はロッドを構えた斜めの状態でも液晶がハッキリと見えます。
ちなみに新型のバルケッタはこちらの問題も克服しているようで、使い比べたところ旧型に比べてよく見えるようになっていました。
その他、「船べりアラーム」をオフにできるのもポイント。
仕掛けが船べりに近づいた際にピッ、ピーとアラームで知らせてくれる機能なんですが、手持ちで使う分にはさほど必要性を感じない機能です。
正直言ってピーピーうるさいだけ…。(汗)
シマノのICカウンターはこれをオフにできなかったので、これだけでも地味にポイント高いです。
滑らかなATDドラグ
巻いているラインはPE0.6号。
フッキング時と、胴長30センチオーバーの白イカが釣れたときに動作する程度にドラグを設定しています。
どちらもズルっと滑ることなくスムーズに動作し、イカの引きにも追従してくれます。
バルケッタCI4+では時折正常に動作せず、ズルっと滑ることがありました。
また、ドラグ音が鳴るのも良いですね。
これまでのリールと比べてスピニングリール感覚で使えます。
重量についてはご愛嬌
カタログスペック値:215g、実測値は218g。
これまでの「ソルティストICS」が自重:260gなので、そこから40グラム以上軽くなっています。
それでもシマノのバルケッタ(自重:180g)には及びません。
もちろんカーボン樹脂製ボディと、アルミ製ボディの差ということで致し方ない重量差ですが、やはりこの差は大きいです。
単体で持ち比べてみるとハッキリと差が分かります。
用途によってはロッドにセットした状態で気にならない程度ですが、釣り物、特にイカメタルのような釣りにはやはり軽い方が向いているでしょう。
自分はオモリグメインで使っているので重量差については特に気になりません。
【総評】 手堅くまとまったカウンターリール
シマノの後を追う形でフルモデルチェンジされたダイワ 新型ICカウンター搭載リール。
中でもこの「キャタリナIC」は遠心ブレーキ搭載、スーパーハイギヤ設定、BB数8個の上位モデルとなっています。
ライバルであるシマノのバルケッタに比べて重量差があるので、正直言ってあまり期待はしていませんでした。
どちらかというとダイワ派、ロッドもダイワなのでそれに合わせるといった名目が強かったのですが、いざ使ってみるといい意味で期待を裏切られました。
なんと言ってもその巻き上げ力、剛性感。
バルケッタでも特に力・剛性感不足は感じていませんでしたが、いざ使ってみるとその差は歴然。
個人的には重量差よりこちらのメリットの方が上でした。
軽さ重視のシマノ 「バルケッタ」、パワー重視のダイワ 「キャタリナIC」と上手く住み分けができると思います。
リール自体には満足しているのですが、強いて気に入らない点を上げると、スーパーハイギヤを表す赤のアクセント。
些細なことですがロッドのデザインとチグハグで合いません。
ソルト系は青をアクセントしたものが多いので、できればブルー、せめて無難にシルバーにして欲しかったところ。
このリールを問わず、いい加減レッドの多用はもうウンザリします…。(汗)
話が逸れてしまいましたが、ダイワの新型ICカウンター搭載リール。
後出し(笑)ということもあって、手堅くまとまり、従来機から正当進化しています。
カウンターリールは長くシマノ一強が続いていましたが、ようやく選択肢が増えました。