今回はLTコンセプトで変わった、ダイワ スピニングリールのギア比について。
これまでのギヤ比基準と、LTコンセプトのギア比基準を比較してみました。
これまでのギア比基準
ダイワ2013~2018年総合カタログを引っ張り出し、そこからギヤ比を調べてみました。
LTコンセプトより前のモデルのギヤ比基準がこちら。↓
無印(ノーマルギヤ):4.7 – 4.8 – 4.9
H(ハイギヤ):5.6 – 5.7 – 6.0
SH(スーパーハイギヤ):6.2
ノーマルギヤは「4.8」、ハイギヤは「5.6」が最も多く主軸となっています。
僅かにギヤ比の違うものは一部の専用リールのみで、汎用リールにはほとんどありません。
スーパーハイギヤはジギング用の大番手やモアザンなどの一部機種のみとなります。
ちなみにダイワにはローギヤ(パワーギヤ)を表す品番表記はこれまでになく、過去、ライトソルトゲーム専用機「08 月下美人」にギヤ比:4.4のローギヤ設定があったのみ。
その他にも、エリアトラウト専用機「08 プレッソ」などにギヤ:4.7といったややローギヤ寄りのリールも存在しましたが、それ以降はほとんど採用されていません。
LTコンセプトのギア比基準
次にLTコンセプトリールのギア比基準がこちら。↓
P(パワーギア):4.9以下
無印(ノーマルギア):5.0~5.4
H:ハイギア:5.5~5.9
XH(エクストラハイギア):6.0以上
これまでなかったパワーギア(ローギア)が新たに追加。
これまでノーマルギヤとされたギア比:4.8はパワーギア扱いとなります。
LT機では主軸となるギア比が分かりにくく、定番の「18 カルディアLT」・「18 フリームスLT」を参考にすると、
ノーマルギア:5.2 or 5.3
ハイギア:5.7 or 5.8
エクストラハイギア:6.2
となります。
従来機からノーマルギアの基準がやや上がりハイギア気味に、ハイギアはあまり変わっていません。
SH・スーパーハイギヤは、XH・エクストラハイギアに実質名称変更したのみ。
まとめると、
従来 | LTコンセプト |
ノーマルギヤ (4.8) | パワーギア (4.8 4.9) |
– | ノーマルギア (5.2 5.3) |
ハイギヤ (5.6) | ハイギア (5.7 5.8) |
スーパーハイギヤ (6.2) | エクストラハイギア (6.2) |
パワーギアが新たに設けられたことにより、ハイギア寄りのノーマルギアが加わったといえなくもないです。