ドラグ音の小ささが気になった、ダイワ 「20 ルビアス」。
手持ちの「18カルディア」、「19バリスティックFW」、「19セルテート」と比べて、クリックリーフスプリングの形状が変わっていたのでこれが要因だと思ったのですが、どうも自分の購入した個体のみだけだったようです・・・。
<参考動画>
自分の購入したルビアスのドラグ音は、Kさんの動画内のルビアスの半分程度でした。
同じルビアスでなぜこうも違うものかと該当箇所をチェック。
ドラグ音量アップを図ってみました。
ドラグ音の音量アップ方法
早速ドラグ音を大きくするため、2つの方法を試してみました。
そういえばダイワのスピニングリールだと、主にエリアトラウトで「爆音チューン」というものが流行っていましたね。
エアスプール系のドラグ音はノーマルでもうるさい方でした。
スプール内グリスを減らす
1つ目の方法。
クリックリーフスプリングが接触するスプール内側にべっとりと塗られたグリス。
これを軽く拭ってグリス量を減らします。
これで少しはドラグ音が大きくなりました。
が、根本的な解決にならないので次の方法を試します。
クリックリーフスプリングを交換
2つ目の方法がクリックリーフスプリングの交換。
ドラグ音を発生させる部品が、「クリックホルダー」、「クリックリーフSP」の2つ。
クリックリーフスプリングが音を出すための突起で、クリックホルダーがその土台です。
比較のため、各リールの該当部品を取り外してみました。
左から18カルディア、19セルテート、20ルビアスになります。
ちなみに18フリームスと19バリスティックは、18カルディアと同形状です。
大きな違いがスプリングの形状と厚み。
カルディアタイプが棒状、セルテートは従来機でみられた板状で幅狭め、ルビアスは板状で幅広め。
余談ですが、棒状と板状の違いでドラグの滑り出しにも影響があり、板状の方が僅かにスムーズ。
ちょっとしたドラグチューンになりそうです。
土台となるホルダーもカルディアタイプとセルテートと同形状ですが、ルビアスはスプリングの幅が広いため、それに合わせてホルダーも変わっています。
スプリングの強さは、棒状>板状(幅狭)=板状(幅広)?
棒状が一番強いのは確かなはずですが、板状は手で押さえてみた程度では何とも言えません。
とりあえずセルテートのものをルビアスに移植してみることにしました。
結果は見事に音量アップに成功。
特別大きな音ではないものの、これくらいは鳴って欲しいと思える標準的な音量になりました。
【分かったこと】 スプリングの形状が影響?
今回チェックしてみてたぶんそうじゃないかというのが、スプリングの形状(曲がり具合)。
たまたま自分のルビアスのクリックリーフSPの曲がり具合が弱かったのではないかと。
(まだ試していませんが)
昔流行った爆音チューンも、このスプリングを強いものに交換するか、曲げて広くするかだったはずです。
ちなみにせっかくなのでセルテートの部品を注文してみようかとパーツ検索システムを確認したところ、
No.18 部品名:クリックホルダー 部品番号:部品コード:116743 価格:200円
No.19 部品名:クリックリーフSP 部品番号:部品コード:181283 価格:200円
どちらもセルテートとカルディアで部品コードが同一でした。
(クリックホルダーはともかく、クリックリーフスプリングは完全に別モノだというのに)
これは注文の際のリール名で区別してくれるものなのか…?
何かのタイミングで試してみます。