ダイワ 「アルファスSV」
今度は分解して内部を徹底的に比較していきます。
徹底といっても見逃してしまっている箇所もありますのでその辺はご了承下さい。
引き続き「アルファスSV 105SHL」と「アルファス R-Edition 103L」の比較です。
上の写真とは反対になっていますが、
左が「アルファスSV」、右が「アルファス R-Edition」になります。
「アルファスSV」はギヤシャフトが約3.5mmほど長くなりました。
十中八九スタードラグに合わせての変更でしょう。
続いてギヤ周り。
以下、上が「アルファス R-Edition」、下が「アルファスSV」になります。
ピニオンギヤはもちろんのこと、ピニオンを支えるクラッチプレートも変わっています。
ドライブギヤ、ドラグワッシャーの構成
構成は同じですが一部材質が変わっています。
ドライブギヤ以外では、
写真一番右のドラグディスクW(B)がアルミ?に、
右から2番目と4番目のドラグW(B)がカーボンワッシャー?に変わりました。
ハイギヤ化のためか、ドライブギヤが若干大きくなりました。
「アルファス R-Edition 103L ギヤ比:5.8」のギヤが約30.9mm
「アルファスSV 105SHL ギヤ比:7.2」のギヤが約31.4mm
約0.5mmほど大きくなっています。
(アナログ採寸のため正確な数字ではありません)
分解しなくても分かる箇所ですが、ウォームシャフト。
「アルファスSV」では溝の間隔が広い所謂「ハイスピードレベルワインド」が採用されています。
これは「アルファス フィネスカスタム」、「PX68 リベルトピクシー」と同じです。
ハンドル側サイドプレート(ギヤボックス)
素材がザイオンになり、微妙に形状が変わっています。
ワンウェイクラッチは今までと同様青いタイプです。
「スティーズ」に使用されている赤いタイプに交換すれば巻き心地が良くなるようです。
ブレーキ側サイドプレート(パーミングカップ)
こちらはカラーが違うだけで同一です。
最後にスプール。
SVではハンドル側のシャフトが細くなりました。(反対側は同一径です)
また、ベアリングがゲタ(カラー)を履かせたマイクロベアリングになっています。
次回は変更されたパーツの自重などをチェックしていきます。