84HBリメイク Part4
素人ビルダーが一番悩むガイドセッティングを行いました。
リメイク前はスパイラルガイドセッティングでしたが、今回はストレートに配置。
ガイドは一部トップガイドのみ変更し、その他は前に使ったものを流用します。
MNトップ(T-MNST 6)からFトップ(T-FST 7)に変更します。
ガイドの種類の他、リングサイズも1サイズ大きくしました。
(7はシーバスロッドとしては標準的なサイズ)
Fトップへの変更理由は、ガイドの”高さ”。
▼MNトップとFトップの比較
MNトップはリングがパイプから少し突き出ており、Fトップと比べて高さがあります。
これをガイドがブランクの上に位置するベイトロッドに使うと
どうもブランクからラインが離れすぎてしまうので今回はFトップを採用しました。
この比較ではリングサイズが異なるので、参考までに同リングサイズ・パイプ径での高さも。
MNST 6・・・9.2mm
FST 6・・・・6.5mm
ちなみにMNトップにはリングサイズ:7がありません。
この高さのせいなのか、微妙にラインナップが少ないせいなのか、
PEライン対応・Kガイド仕様の市販ロッドでもトップガイドだけは
Fトップを採用しているものを意外と見かけます。
もう一つ、バットガイド(チョークガイド)について。
ベイトロッドに使用するダブルフットのガイドは、主にLNガイドとKWガイドが使われます。
従来はLNガイドが主流でしたが、
近年のKガイド化への煽りでバットにもKWガイドが使われるようになりました。
ティップのKガイド化はPEライン使用時に効果がありますが、
バットガイドはKガイドにしても特に効果はありません。
むしろマイナス面が浮き彫りに・・・。
▼KWガイドとLNガイドの比較
KWガイドはLNガイドに比べて、
・リングが傾斜している
・フレームが肉厚
・リールフットの幅、間隔が広い
リングの傾斜は特に影響はありませんが、
フレームの厚みはガイドの重量増、フットの幅はアクションの妨げとなってしまいます。
(フレームの厚みは強度アップともとれます)
というわけでベイトロッドにKWガイドを使うメリットはさほどなく、
KWガイドを採用といきたいところなんですが、
そうするとKWガイドのストックが一向に減らないので今回はKWガイドを使います。。(汗)
まぁ割とパワーのあるブランクなので強度重視ということで。
これらのガイドでセッティングを行います。
まずは富士のセッティングや、似たようなスペックの市販ロッドを参考に配置し、
調整しながら自分なりのセッティングを出します。
ちなみに8フィート台のベイトロッドの標準ガイド数は10個が基本(らしい)。
ただ、実際にそれでセッティングしてみると、
どうも10個ではラインがブランクに接触しやすいようなので
10個と11個での2通りのセッティングを出してみました。
次は実際にキャストしてみてのテストです。
テストに使ったリールは、1.2号のPEラインが巻かれたシマノ 「ベイゲーム」。
ダイワ 「タトゥーラ」がメインリールになると思いますが、
ラインを巻いていないので代わりにこれで。
(どの道ベイゲームも使ってみるつもりです)
4号のフロロリーダーをあえて引っ掛かりの大きい電車結びで結束し、
5号のナス型オモリをキャスト。
2通りのセッティングで投げ比べてみました。
単純に飛距離の差やライン抜けを見るわけですが・・・
ベイトだと違いが分かりにくい。。
スピニングと違ってほぼ真っ直ぐラインが放出されるので、
ライン抜けだとか、収束の差はあまり実感できません。
10個と11個でしばらく悩みましたが、キャストの違いはほとんどないので、
曲がった時に無理がなく、より安心感のある11個でのセッティングにしました。
標準より一つ多くなってしまいますが、
あくまでオリジナルですから自分が良いと思う方でいきたいと思います。
次回はラッピング&コーティングの予定です。