ダイワのベイトフィネス専用リール「AIRモデル」。
偶然にもAIRモデル3台の内、2台が手元にあります。
■ダイワ T3 AIR & ALPHAS AIR
それぞれのリールについてはこちら↓
▼関連記事
・「ダイワ T3 AIR 8.6R-TW スプール重量 Fインプレ」
・「ダイワ アルファス AIR 7.2L スプール重量 Fインプレ」
偶然にも手にしたT3エアの存在によって、気になっていた一つの疑問が解決できそうです。
▼2つのAIRスプール
気になっていた疑問と言うのが・・・
このスプールに互換性はあるのか?
専用モデルということで、特に互換性については言及されていません。
せっかくなので、この機会にスプールのサイズを比較し、互換性の検証をしてみました。
<共通点>
各スプールの共通点は以下の通りです。
▼スプール径 Φ32mm
AIRモデルは、それぞれベースとなったリールからスプール径が変わり、
どちらもΦ32ミリに統一されています。
T3:Φ34mm → Φ32mm
アルファス:Φ33mm → Φ32mm
▼エアブレーキシステム
同じ可変式インダクトローターのエアブレーキ。
<サイズ比較>
▼外観
ぱっと見での大きな違いは、ブランキングの有無のみ。
▼各寸法
スプールの寸法を測ってみました。
スプール径はもちろんΦ32ミリ。
シャフトの太さも同じ。
スプールの幅も同一。
シャフトの長さも同じです。
唯一違ったのがベアリング。
AIRモデルのスプール支持部はマイクロボールベアリングが採用されていますが、
このベアリングを覆っているハウジングの厚みが異なりました。
左がT3 エア、右がアルファス エアのベアリング。
アルファスの方が0.5ミリ厚いです。
AIRスプールの違いは、
・ブランキングの有無
・マイクロボールベアリングのハウジングの厚み
だけのようです。
<互換性の検証>
それでは本題の互換性について。
ベアリングを入れ替えたりせず、ポン付けしてみました。
▼T3 AIR + アルファス AIRスプール
特に問題なくスプールが収まりました。
難があるとすれば、メカニカルブレーキを強く締めることができません。
ただし、推奨されているゼロ設定までは締められるので使用に問題はないかと。
続いて、
▼アルファス AIR + T3 AIRスプール
こちらも問題なく装着できました。
メカニカルブレーキもゼロ設定できます。
実際に比較したのが少し前でして、ちょっとうろ覚えです・・・
どちらも問題なく装着でき、メカニカルブレーキのゼロ設定も可能。
両者とも指でスプールを弾いてみただけで実際にキャストはしていませんが、
互換性ありという結論で問題ないかと思います。
ちなみに互換性があることが分かったところで、特に使い道はありません。^^;
そもそもAIRモデルはスプール単体の取り寄せ不可。
スプールのバージョンアップ、予備を用意することもできず、
せいぜいAIRモデルを複数台所持している方は使い回せるというだけです。
更に思ったより重量差もないようです。
参考までに、それぞれのスプール重量は以下の通り。
▼T3 AIR スプール重量
自重:6.8g
▼アルファス AIR スプール重量
自重:7.1g
何と、たったの0.3グラムしか違いません。
ブランキングって見た目ほどの軽量化は図れないんですね。。(汗)
ベイトフィネスリールでの重量差はキャストフィールに大きく影響しますが、
さすがに0.3グラムは誤差程度にしか感じられなさそうです。
この2台の違いから察するに、「SS AIR」は「アルファス AIR」と比べて、
0.3グラムのアドバンテージしかありません。
アルファス エアの発売によって、SS AIRの存在は正に空気となりました。
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