ダイワ 「17 エクセラー 3500H」。
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今回は定番の改造、フルベアリング化を行いました。
「17 エクセラー 3500H」は、スプール受けに2個、ラインローラーに1個、ハンドルノブに2個の計5BB追加することができ、 標準の4BBから9BB仕様にすることが可能です。
今回はその改造方法を紹介します。
必要なベアリング・調整用シムまたはリール部品
以下、「17 エクセラー 3500H」に必要なベアリングと調整用シムのサイズと個数。
3500番以上は以下の通りですが、3000番以下のリールはスプール受けのベアリングサイズが異なります。
<ベアリング>
▼スプール受け用
外径12mm x 内径8mm x 幅3.5mm 2個
→ NMB DDL-1280ZZ
▼ラインローラー用
外径6mm x 内径3mm x 幅2.5mm 1個
→ NMB DDL-630ZZ
▼ハンドルノブ用
外径7mm x 内径4mm x 幅2.5mm 2個
→ NMB DDL-740ZZ
<シム(ワッシャー)、またはリール部品>
▼シム(ワッシャー)
調整用シム 外径4.5mm x 内径3mm x 厚さ0.5mm前後 2枚
または、
▼リール部品
旧レブロス No.19 部品名:ローラーW 部品コード:190562 価格:100円 2個
メインシャフト・スプール受けへのベアリング追加
まずはスプール受けへのベアリング追加方法から説明していきます。
二つの白いブッシュ・カラーをベアリング(DDL-1280ZZ)に交換します。
ブッシュを留めているメタルリングを外し、二つのブッシュを外します。
あとはブッシュの代わりにベアリング(DDL-1280ZZ)を2個装着。
メタルリングを留めて作業終了。
ちなみにスプール側はこんな感じになっています。
ベースの「15 フリームス」も3500番以上はこういった構造になっているようです。
ラインローラー部へのベアリング追加 1BB仕様
次にラインローラー部へのベアリング追加方法を解説。
「17 エクセラー」のラインローラーは標準ではベアリングが入っていません。
1つ追加することができ、1BB仕様にすることが可能です。(2BBは構造的に不可能)
ネジを外し、ラインローラー部を分解します。
一番左の白いブッシュは外す必要はありません。
ラインローラー本体に収まっていた2つの部品を外し、代わりにベアリング(DDL-630ZZ)と2枚のシム・ワッシャーを装着します。
シム・ワッシャーはベアリングの両サイドに設置。
あとは元通りに組んで作業終了。
ハンドルノブへのベアリング追加
最後にハンドルノブへのベアリング追加方法を紹介します。
こちらも黒い樹脂製のブッシュ・カラーをベアリング(DDL-740ZZ)に交換するのみ。
標準のノブはあまりにもチープなのでベアリングの恩恵に与れないような…。
ダイワ 17 エクセラー 3500H フルベアリング 9BB仕様
計5個のベアリングを追加し、MAX9BB仕様となりました。
負荷が高い釣りに使う予定なので、回転性能云々より耐久性の向上に効果がありそうです。