丸型のベイトフィネスリール、シマノ 「17 カルカッタ コンクエスト BFS HG RIGHT」のファースト・インプレッション。
カルコンBFSの外観と特徴、スプール重量などをチェックしてみました。
シマノ 17 カルカッタ コンクエスト BFS HGのスペック
ベイトフィネス初となる円形リール。
剛性感に滑らかさが加わった官能的な巻きごこち。耐久性と剛性感溢れる巻きごこちで不動の人気を誇るカルカッタコンクエストに、待望のベイトフィネスモデルが誕生。FTB(フィネスチューンブレーキシステム)をはじめ、ベアリングやオイルもBFS仕様。駆動部にはマイクロモジュールギアを組み込み、滑らかでノイズの少ない巻きごこちを堪能いただけます。軽量シャッドや近年流行の渓流ベイトフィネスにも対応。
<スペック>
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力 | 自重 | スプール寸法 | 糸巻量 | 最大巻上長 | ハンドル長 | ベアリング | 本体価格 |
HG RIGHT | 6.8 | 4.0kg | 200g | 径32mm/幅21mm | フロロ 8lb-45m | 68cm | 42mm | 12/1 | 54,000円 |
カルカッタ コンクエスト BFS HG[CALCUTTA CONQUEST BFS HG]|両軸リール|リール|製品情報|シマノ -SHIMANO-
<付属品>
・リールバッグ
・取扱説明書
・展開図&パーツリスト
・オイル 2種 (バンタムオイル&BFSオイル)
・予備/追加磁石 3個
お高いだけに16アルデバランBFSにはなかったリール袋が付属。
ハンドルが露出するタイプではなく、リール全体がすっぽり収まります。
カルコンBFSの外観
まずはカルカッタコンクエストの外観などをざっとチェック。
▼正面
フレームとサイドプレートが一体化され、ワンサイズ小さいと錯覚するほどのパーミング性を実現したSコンパクトボディ。
ボディが小さいだけにギアボックスが余計に出っ張って見えます。
ハンドルとボディが離れているように感じるのは気のせいでしょうか。
▼パーミングカップ側
薄いアルミ製のサイドプレート。
穴の裏側は樹脂製のプレートで覆われており、ここから水が侵入することはありません。
ブレーキダイヤルは29段階?。
16アルデバランBFSの固いダイヤルと比べると、より細かな調整がやりやすいです。
▼ハンドル・ギアボックス側
メカニカルブレーキノブ、スタードラグは共にクリック音あり。
ドラグは動作時に音が鳴るエキサイティングドラグサウンドを搭載。
ハンドルは42mmのアルミ製クランクハンドル。
▼上から
▼下から
日本製となっています。
<リール総重量>
自重:203.6g
ロープロ系と比べるとどうしても重く感じてしまいますが、フルアルミのHAGANEボディでこの重量なら十分に軽い方です。
FTB&ユニットレススプール
軽量キャストの要、FTB – フィネスチューンブレーキシステムとユニットレススプール。
シマノといえば遠心ブレーキですが、こちらはマグネットブレーキ式となります。
その性能は同じシステムを搭載した16アルデバランBFSで体験済み。
マグブレーキの本家ダイワに勝るとも劣らない使用感です。
安定したキャスト性能を実現するユニットレスS3Dスプール。
ブランキング(穴空き)されていない部分で磁力を受ける構造となっており、別途ブレーキユニットが付属しません。
ブレーキユニットがない分スプールが軽量化され、低慣性化により軽量ルアーのキャスト性能が向上します。
<スプール重量>
自重:7.88g
昨今のフィネススプールからすると並といったところ。
サードパーティ製のカスタムスプールと比べるとあまり軽くはないものの、実用性は十分です。
ファースト・インプレッション
数少ない丸型のベイトフィネスリール。
カスタムすることで軽量キャストに対応する丸型リールはあれど、吊るし(ノーマル)の状態で十分に使えるのはこのリールくらい。
丸型リールでは間違いなくNo.1の性能です。
マイクロモジュールギアの恩恵なのか、その巻き心地はさすがといったところ。
スカスカした巻き心地のアルデバランと比べると、その滑らかさは特筆すべきものがあります。
丸型リールが見た目以外の要素で愛用される理由が分かった気がします。
実用性で言えば軽量な「16 アルデバランBFS」に分があるものの、やはり丸型のデザインは渓流トラウトに合いますね。
滑らかな巻き感を活かし、エリアトラウトのクランクベイト用にも良さそうです。
最後に、こちらのリールは見ての通り右ハンドル。
自分のものではありません。^^;(笑)
いつか欲しいと思っていましたが、実際にじっくり触ってみると余計に欲しくなりました。