【LTの到達点】 ZAION製モノコックボディを採用した ダイワ 20 ルビアス LT

昨日まとめたところなんですが、公式アップされたので改めてご紹介。

LTコンセプトの到達点、ダイワ 「20 ルビアス LT」。

ZAION製モノコックボディにZAION製エアローターを搭載した「07ルビアス」以来の待望のフルザイオンリールとなっています。

関連記事：20ルビアスLTはバリスティックのモノコックボディVer？

【LTコンセプトの到達点】 DAIWA 20 LUVIAS LT

出典：LUVIAS（ルビアス）｜DAIWAフィッシングショースペシャルサイト2020

ラインナップはFCモデルを含めた全13機種

ラインナップは、FCモデル4機種にノーマルモデル9機種の全13機種。

＜ラインナップ・スペック＞

品名	巻取り長さ	ギヤ比	自重	最大ドラグ力	巻糸量 (ナイロン)	巻糸量(PE)	ベアリング	ハンドル長	ノブ仕様	本体価格
FC LT2000S	67cm	5.1	150g	5.0kg	4lb-100m	0.4号-200m	9/1	45mm	HG-Iライト	38,400円
FC LT2000S-XH	81cm	6.2	150g	5.0kg	4lb-100m	0.4号-200m	9/1	50mm	HG-Iライト	38,400円
FC LT2500S	72cm	5.1	155g	5.0kg	6lb-100m	0.6号-200m	9/1	50mm	HG-Iライト	38,900円
FC LT2500S-XH	87cm	6.2	155g	5.0kg	6lb-100m	0.6号-200m	9/1	50mm	HG-Iライト	38,900円
LT2500	73cm	5.2	175g	10.0kg	8lb-100m	0.8号-200m	9/1	50mm	HG-Iライト	38,900円
LT2500-XH	87cm	6.2	175g	10.0kg	8lb-100m	0.8号-200m	9/1	55mm	HG-Iライト	38,900円
LT2500S-DH	73cm	5.2	185g	5.0kg	6lb-100m	0.6号-200m	10/1	90mm	HG-Iライト	39,900円
LT3000-C	77cm	5.2	180g	10.0kg	8lb-150m	1.0号-200m	9/1	55mm	HG-T	39,900円
LT3000S-CXH	93cm	6.2	180g	10.0kg	8lb-100m	0.8号-200m	9/1	55mm	HG-T	39,900円
LT3000	77cm	5.2	205g	10.0kg	8lb-150m	1.0号-200m	9/1	60mm	HG-Tラージ	41,400円
LT3000-XH	93cm	6.2	205g	10.0kg	8lb-150m	1.0号-200m	9/1	60mm	HG-Tラージ	41,400円
LT4000-C	82cm	5.2	215g	10.0kg	12lb-150m	1.5号-200m	9/1	60mm	HG-Tラージ	42,400円
LT4000-CXH	99cm	6.2	215g	10.0kg	12lb-150m	1.5号-200m	9/1	60mm	HG-Tラージ	42,400円

FC-フィネスカスタムモデルとは？

FC-フィネスカスタムモデルって何？ってことで、まずはメーカー説明から。

バス､エリアトラウト､アジング､メバリング等々、 2500番以下でより繊細な釣りに用いられる番手にはさらなる軽量設計のボディを採用｡オリジナルモデルではステンレスを使用したハンドルシャフトを、より軽量なアルミシャフトに変更｡使用環境を慎重に見極めながら軽さと剛さの最適なバランスを図った。またさらなる軽量化のために、ラインローラーのマグシールドや､ドライブギヤ軸のマグシールドボールベアリングをあえて取り除いている｡重量にしてわずか1g足らずの軽量策であっても、できることはすべてやり切りたかった。ほんの少しでも、釣り人の求める姿に近づきたい。その思いはラインナップの常識ですらゼロベースの検討課題として提起し、妥協のないスペックを実現させた。

つまり、一部のパーツをより軽いものに置き換えた軽量カスタムモデル。

メインシャフト・ピニオンギアのマグシールド機構は搭載されており、ソルト対応です。

価格がアップ バリスティック以上セルテート未満

「19バリスティック」がこれまでのルビアスと同価格帯ということで、価格はこれまでのルビアスから上がり、セルテートに近い価格となりました。

「15ルビアス」が31,100円～34,700円だったので、7千円近い値上げとなっています。

実売は3万半ばからとなる見込みです。

実売は3万円前後のようです。

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07年モデル以来のフルザイオン化で大幅な軽量化を実現

ZAION製ボディ＆ローターで名機と名高い「07 ルビアス」。

関連記事：発売から10年 至高のダイワ 07 ルビアスを再評価

＜ルビアスの変遷＞

モデル	ボディ	ローター
04 ルビアス	マグネシウム	アルミ製ローター
07 ルビアス	ZAION	ZAION製ローター
12 ルビアス	ZAION	DS4製エアローター
15 ルビアス	ZAION	DS5製エアローター
20 ルビアス	ZAION製モノコック	ZAION製エアローター

20ルビアスLTでは、13ぶりとなるフルザイオン化を果たし、大幅な軽量化を実現しました。

【最軽量】 FC LT2500Sでイグジストより軽い155グラム

20ルビアスLTは、「FC LT2500S」で自重155グラム、「LT2500S」で自重185グラムを実現。

（FCモデルとノーマルモデルに2モデルあるLT2500Sで、20グラムもの差があるのはボディサイズが異なるため。

「FC LT2500S」は2500番ボディではなく、1000-2000番ボディ。

本来であればイグジストと同じく「FC LT2500S-C」と表記するべきところがなぜかされていません。
C=コンパクトボディ

FC=#1000番ボディのリールという仕様だそうです。

ほとんどの番手で「18イグジスト」より5グラム軽い最軽量のリールとなっています。

＜重量比較＞

モデル	15 ルビアス	18 イグジスト	20 ルビアス	シマノ 19 ヴァンキッシュ
自重（2000番台）	2004 185g	FC LT2000S 155g	FC LT2000S 150g	C2000S 145g
自重（2500番台）	2506 200g	LT2500 180g	LT2500 175g	2500S 165g

参考までに前モデル、上位のイグジスト、ライバル社で最軽量のヴァンキッシュとも比較してみました。
（厳密にいうと、旧2000・2500番とLT2000・2500では微妙にサイズ感が異なる点に注意）

こうして比較してみると、いかにNEWルビアスが軽いかが分かると共に、シマノのガチっぷりが…。^^;

補足しておくと、モノコックボディ系のリールは、同程度のボディサイズに一回り大きなギアを搭載しているため、その分の重量増に繋がります。

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20ルビアスの主要テクノロジー

20ルビアスLTに採用されている主要テクノロジーに、製品ページには掲載されていない互換性などもチェック。

【ボディ】 ZAION製モノコックボディ

ボディには、ルビアスのために新造されたZAIONモノコックボディを採用。

セルテートのアルミ製モノコック、イグジストのマグネシウム製モノコックに続く、ザイオン製モノコックと、非常に面白いバリエーションです。

ちなみにモノコックボディを採用したリールは、逆転ストッパーのない、ストッパーレスリールとなります。

このモノコックボディに搭載されるのは、もちろん最大径のタフデジギア。

ギアの詳細は、冷間鍛造の超々ジュラルミン製タフデジギア。

マシンカット処理はされておらず、ここで上位モデル（イグジスト・セルテート）との差別化が図られています。

それでも冷間鍛造のみで十分な精度は得られているとのことで使って実感できるほどの差はないと思われます。

【ローター】 ハイエンドモデルと同等のZAION製エアローター

写真はバリスティックFWのもの

ローターは、バリスティックと同じザイオン製エアローターを採用。

上位のイグジストやセルテートと同じ、シームレス新形状エアベールを搭載した最軽量のローターです。

ラインローラーは標準で2BB仕様。

【ハンドル】 セオリーの軽量・細軸ハンドル

写真を見る限り、ハンドルはセオリーの軽量・細軸ハンドルのシルバーVerだと思われます。

【互換性】 スプールの互換性はミドルレンジ帯

スプールの互換性は、18カルディア以上19バリスティック未満のグループとのこと。（確定）

これまで以上のハイスペックっぷりからイグジスト・セルテートと同じ上位グループかと思いきや、汎用性を重視してか、ミドルレンジ帯に収まったようです。

そのおかげでコスパの良いと評判の「SLPW LT TYPE-αスプール」と互換性があります。

リニアシャフト搭載

某雑誌及びWebメディアに掲載されていたリールは、本製品前のサンプルだったようで、実際にはリニアシャフトは搭載されているとのことです。

関連記事：【朗報】 ダイワ 「20 ルビアス LT」はリニアシャフト搭載！

【まとめ】 これを待っていた 非の打ち所がないNEWルビアス

・ZAION製モノコックボディ
・ZAION製エアローター（イグジストと同等）
・冷間鍛造 超々ジュラルミン製タフデジギア
・薄肉アルミ製LC-ABSスプール（タイプα互換）
・ATD、マグシールド、リニアシャフト搭載
・LT2500：自重175g
・MADE IN JAPAN

気になっていたリニアシャフト問題も解決し、非の打ち所がないNEWルビアス。
強いていうとFC LT2500Sの表記詐欺がちょっとなぁ…ってくらい

本当にこれを待っていました。

2月発売予定で既に予約も始まっています。

既に「LT2500S-DH」も予約済み、「FC LT2000S」も検討中です。

実売価格は3万円前後と思ったより安いですね。