ダイワのハードロックフィッシュ向けベイトキャスティングリール「HRF PE スペシャル」がモデルチェンジ。

軽量&コンパクトな「19 タトゥーラTW」をベースに生まれ変わった「20 HRF PE スペシャル」。

剛性に優れたスーパーメタルフレーム&サイドプレートに、PEラインに特化したマグフォースZ PE ロングディスタンスチューン&ハイスピードレベルワインドを搭載。

前モデルからスプールが小口径化され、軽めのルアーも扱いやすくなっています。



DAIWA HRF® PE SPECIAL

会心の一撃。卓越した遠投性能を誇る進化したHRF®。

ベイトキャスティングリールに求められる遠投性能とパワフルな巻上げのきわだつ性能にフォーカスした専用機。マグフォースZ PEロングディスタンスチューンとTWSとの相乗効果で卓越した遠投性能を追求。Φ34mm超々ジュラルミンスプールのラインキャパはPE2号-150m。パーミングしやすいコンパクトボディはアルミフレーム・アルミサイドプレートで万全の剛性を確保。掛けた瞬間のひと巻き目が勝負であるロックフィッシュゲームにおいて、根から引き離し主導権を握るギア比8.1。ドラグはATD、更にドラグ引き出しクリックを搭載し、実戦での使用感を向上。

出典:DAIWA : HRF® PE スペシャル – Web site



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スーパーメタルフレーム&サイドプレート(ギア側)

ベースとなるリールは、軽量&コンパクトな「19 タトゥーラ TW」。

メインフレームとギア側サイドプレートは、剛性に優れたスーパーメタル(アルミ製)

高負荷時において力負けしないスムーズな巻き上げを可能にします。

樹脂製フレームに比べて圧倒的な剛性を持つスーパーメタル(AL)が魚とのやり取りなどの高負荷時においてフレームの歪みやブレを防止。釣り人のちからがロスなく伝達され、スムーズかつ力強い巻き上げを可能にする。



φ34mm 超々ジュラルミン製スプール&マグフォースZ PE LDチューン

スプールは、φ34mm 超々ジュラルミン製スプール

タトゥーラベースなのでスピードシャフトではありません。

前モデル(φ36mm)から小口径化され、スプールの立ち上がりが良くなり、軽めのルアーも扱いやすくなりました。

ブレーキには、PEラインに特化したマグフォースZ PEロングディスタンスチューンを採用。

■マグフォースZ PEロングディスタンスチューン
本機種はPE ロングディスタンスチューンを採用。
スプールの回転数に応じてインダクトローターが滑らかに作動することで、キャスト前半のブレーキを強くし後半を弱くすることが可能となり、結果として立ち上がりの軽さとキャスト後半の伸びが得られる遠投に最適なブレーキセッティング。
合わせてTWSの放出性能によりラインガイドでの抵抗が少ない為、キャスト直後のバックラッシュが少ない。



食い込みを防ぐハイスピードレベルワインド

PEラインがベイトキャスティングリールで扱いにくい原因の一つである “食い込み” を防ぐハイスピードレベルワインドを採用。

リールにラインがフカフカに巻かれた時のトラブルは、太いフロロカーボンやPEライン使用時に顕著に現れる。そんなトラブルを激減させるのが、ハイスピードレベルワインド。結果として巻糸面で上糸が下糸に食い込むというトラブルを大幅に減少させ、快適な実釣性能をもたらす。

このハイスピードレベルワインドマグフォースZ PEロングディスタンスチューンがPEスペシャルの所以となっています。



タフ&リジットクラッチシステム

キャスティングだけでなく、頻繁なクラッチのオン・オフが要求されるロックフィッシュゲーム。

酷使されるクラッチの耐久性アップも図られています。

精密で耐久性に優れたクラッチシステム。



ゼロアジャスター

ベース機である「19 タトゥーラTW」に標準装備されているゼロアジャスターももちろん搭載。

はじめに“ゼロアジャスター”を調整し、“スプールガタ ゼロ”設定を実施することで、マグネットブレーキの進化により全てのルアーをマグダイヤルのみで制御することが可能となった。

“ゼロアジャスター”は、釣りを開始する前に“ゼロ設定”に調整することで、釣りの間に誤作動が起こることなく、快適に釣りを楽しんで頂くための機構
※“スプールガタ ゼロ”設定とは、微細なガタつき(0.2mm程度)を残した状態で、スプールを押さないギリギリの設定のこと



ATDにドラグ引き出しクリックを搭載

ドラグは、ATD-オートマチックドラグを採用。

更にドラグ引き出しクリックを搭載し、ファイトを楽しめるリールとなっています。



カラーリングがメタリックレッドに

個人的に良かったのがカラーリングに変更。

前モデルの「16 HRF PEスペシャル」に上位モデルの「HRF ソニックスピード」は、真っ赤なドぎつい色をしていましたが、「20 HRF PEスペシャル」では鮮やかなメタリックレッドになりました。

スコー○オンっぽいとは言ってはいけない…

前モデルは色で毛嫌いしていましたが、これなら全然アリです。



ラインナップ・スペック表

品名 巻取り長さ ギア比 自重 最大ドラグ力 標準巻糸量 ハンドル長 ベアリング 本体価格
8.1R-TW 86cm 8.1 195g 5.5kg PE 2号150m 100mm 7/1 34,000円
8.1L-TW 86cm 8.1 195g 5.5kg フロロ 14lb-100m 100mm 7/1 34,000円

前モデル(225g)から30グラムもの軽量化

ラインキャパはロックフィッシュゲームにちょうど良いPE2号-150mとなっています。

ベースリールの小型化、引き出しクリックの影響か、最大ドラグ力が1.5kg弱くなっている点に留意。



手頃なPEラインモデルとして

ややライト寄りになって生まれ変わった「HRF PEスペシャル」。

スプール径が36φから34φになったことにより、1ozといった重量級ルアーのロングキャスト性能は前モデルに軍配が上がると予想されますが、下限が下がることによってバーサタイルに使えるものと思います。

ロックフィッシュだけでなく、シーバスにも良さそうです。

PEラインに特化したリールの中では手頃な価格なのでこれには期待したいところ。

個人的に2020年の新製品でルビアスに次ぐ購入候補の一つです。

発売は4月予定。

<5/6追記>

購入&Fインプレ

ダイワ 20 HRF PEスペシャル 8.1L-TW Fインプレ