ダイワ 「18 カルディア LT1000S-P」の実釣インプレッション。

「17 セオリー」を一部ダウングレード、LTコンセプト化したリール。

使用感は悪くはないものの、フリームスほどのインパクトはなく、どうしても半端な印象を受けます。



ダイワ 18 カルディア これまでの記事をおさらい

まずは「18 カルディア」に関するこれまでの記事をおさらい。



18 カルディアの特徴と各部重量

ダイワ 18 カルディア LT1000S-P Fインプレ 特徴と各部重量

「18 カルディア」の特徴、主要な機能に各部重量をチェックしてみました。



18 カルディアの細部をチェック

ダイワ 18 カルディア LT1000S-Pの細部をチェック

更に細かく、ドラグ周りとギヤなどをチェック。



ボディサイズ比較

ダイワ スピニングリール 1000番と2000-2500番ボディを比較

同じ金型を利用したZAION製ボディの1000番と2000-2500番ボディを比較してみました。



18 カルディアのフルベアリング化

ダイワ 18 カルディア LT1000S-P フルベアリング改造 11BB

定番のベアリング追加改造、フルベアリング化。

スプール内・受けに1BBずつ、ラインローラーに1BB、ハンドルに2BBの計5BB追加可能となっています。



18 カルディアのアップグレード ZAION製エアローター化

ダイワ 18 カルディアにZAION製エアローターを装着

ほんのお遊びで「18 カルディア」と「17 セオリー」のローターを交換してみました。

DS5製エアローターからZAION製エアローターにアップグレード。



18 カルディア LT1000S-P 実釣インプレッション

用途は渓流トラウト、管釣り(エリアトラウト)、アジング(予定)といったライトゲーム全般に。

軽さ、巻き心地、ドラグ性能と使用感はまずまず。

今のところ特に気になるような点はなく、新規採用されたロングキャストABSによる飛距離UP&トラブル減が効いているように思います。



スペック・価格差からいって「17 セオリー」の方が無難

「18 カルディア」は「17 セオリー」の一部をダウングレードし、LTコンセプト化したリール。

ボディはセオリーと同じZAION製ですが、ローターはDS5製エアローター。

ボディ内のギヤもセオリーのマシンカットデジギヤ(アルミ)に対し、カルディアはタフデジギヤ(亜鉛)。

これで実売価格差は2,3千円ほど。

スプールは新型のカルディアに分があるものの、スペックと価格差を考えると、カルディアを買うくらいならもう少し出してセオリーにした方が良いように思います。



微妙な立ち位置の半端リール

LTコンセプト化によってモデルチェンジされた「18 カルディア」。

順当に進化しているものの、軽量・ねじ込み式ハンドルを採用した「18 フリームス」ほどのインパクトはありません。

フリームス、セオリーとのスペック・価格差を考えると、微妙な立ち位置と言わざるを得ません。

個人的にカルディアは、アルミボディ、DS5製エアローター、タフデジギヤ、ねじ込み式ハンドルといった構成でセルテートの下位互換という位置づけにしてほしいところ。

「15 フリームス」では失敗したアルミボディですが、スプールが大幅に軽量化された今なら悪くないリールになると思うのですがまぁないでしょうね。