ダイワ 「18 カルディア」 LT1000S-P。
必要なBBが揃ったので定番改造のフルベアリング化を行いました。
「18 カルディア」では、スプール内・受けに1BBずつ、ラインローラーに1つ追加、ハンドルノブに2BBの計5BB追加可能。
今回は1000番を使って説明しますが、LT1000番からLT4000番?5000番?まで使用するBB、改造方法は共通です。
ちなみにスプール内のベアリングサイズが異なる以外は、前モデル「14 カルディア」と変わりません。
関連記事:ダイワ 14 カルディア ベアリング追加 ラインローラー 2BBなど
必要なベアリング・リール部品
<ベアリング>
▼スプール内用
外径10mm x 内径6mm x 幅2.5mm
→ NMB DDL-1060
▼スプール受け用
外径11mm x 内径7mm x 幅2.5mm
→ NMB DDL-1170
▼ラインローラー用
外径7mm x 内径4mm x 幅2mm
→ NMB DDL-740
▼ハンドルノブ用
外径7mm x 内径4mm x 幅2.5mm 2個
→ NMB DDL-740ZZ
ベアリングは、NMB(ミネベア)製ステンレスベアリングを使用しました。
<リール部品(ラインローラー用)>
参考:14 カルディア 2004H
No.33 部品名:ローラーカラー(A) 部品コード:110011 価格:200円
No.34 部品名:ローラーパッキン 部品コード:185136 価格:300円
No.36 部品名:ローラーカラー(B) 部品コード:110010 価格:200円
各1個、計:700円
スプール内部へのベアリング追加
まずはスプール内部へのBB追加から。
ドラグノブを外し、スプール内上部のストッパー(ドラグリング)を外します。
次にワッシャーとカラーを留めているストッパーを外します。
この時、ワッシャーを汚さない、ゴミを付着させないよう注意。
また、小さなストッパーを外す際は飛ばして紛失しないよう気をつけてください。
スプール内部に収められたカラーをベアリング(DDL-1060)に交換して追加完了。
これまでスプール内のベアリングサイズは受け側と同じ「DDL-1170」でしたが、LT機からスプール内BBのサイズが一回り小さくなりました。
DDL-1060:外径10mm x 内径6mm x 幅2.5mm、これまで使われることのなかったサイズです。
メインシャフト スプール受けへのベアリング追加
続いてスプール受け部へのベアリング追加。
見えている白いカラーをベアリングに交換します。
スプールメタルを取り外すのにイモネジを外す必要があるため、別途0.89mmの六角棒レンチが必要です。
カラーをベアリング(DDL-1170)に交換して追加完了。
ラインローラー部へのベアリング追加 2BB仕様
次はラインローラー部へのベアリング追加。
「18 カルディア」は標準で一つベアリングが入っていますが、更にもう一つ追加可能となっています。
ネジを外し、ラインローラー内部を分解します。
ネジ側、右の黒いパッキンで覆われた部品一式内に標準のベアリングが収まっています。
これら一式と同じものを反対側のカラー2つと置き換えます。
左からローラーカラー(A)、ローラーパッキン、ベアリング(DDL-740)、ローラーカラー(B)。
ローラーカラー(B)にベアリングを入れ、ローラーパッキンを被せます。
あとは組み込むのみ。
金色のローラーカラー(A)、黒いパッキンの順でそれぞれ外側にくるようにベールに収めます。
あとはネジを締めてラインローラーのベアリング追加は完了。
ハンドルノブ内へのベアリング追加
最後にハンドルノブ内へのベアリング追加。
こちらも黒いカラーをベアリング(DDL-740ZZ)に交換します。
ネジを締める際にガタ具合をみてシム調整を行いましょう。
18 カルディア フルベアリング仕様 6BB→11BB
これで「18 カルディア」のフルベアリングは完了。
標準6BBに5BB追加で11BB仕様へとなりました。
掛かった費用は、ベアリング:約1,500円(@300円)+部品:700円=2,200円。
「18 フリームス」では出来なくなってしまったスプールのBB支持。
これまでのようにベアリングでそれぞれ支持できるようになり、シマノでいうところのリジッドサポートドラグ風になりました。