ダイワ 2019年 ベイトキャスティングリールの目玉「19 スティーズ CT SV TW」。

CT-コンパクト&タフコンセプトとして、より小さくなったコンパクトボディにΦ30mmのG1ジュラルミン製CT SVスプールを搭載したNEWスティーズ。

期待された新型のベイトフィネスモデルではなく、ライト寄りのバーサタイルモデルのようです。



DAIWA 2019 NEW STEEZ CT SV TW

CT(COMPACT&TOUGH)、新たなコンセプトでSTEEZが更なる進化を遂げた。コンパクトボディ、そしてφ30mmのG1ジュラルミン製CT SVスプールを搭載。初速の立ち上がりが抜群なCT SVスプールはバーサタイル性能はもちろん、フィネス性能の領域までをカバーし、今までを凌駕するキャストフィールを実現している。STEEZ SV TWから継承している滑らかな巻き心地はG1ジュラルミンマシンカットドライブギアの賜物。そして、700サイズのスプールに合わせた新型「TWS」は「SV CONCEPT」と相乗効果を発揮し驚異のアキュラシー性能を実現する。CT SVが新たなバーサタイルスタイルを提唱する。

STEEZ | DAIWA FISHINGSHOW SPECIAL SITE(フィッシングショースペシャルサイト)

その他参考サイト:サワムラ式 沢村 幸弘オフィシャルブログ



Compact + Tough + SV

スピニングで掲げた「LT – LIGHT TOUGH」をもじってか、ベイトでは「CT – COMPACT TOUGH」なるNEWコンセプトを発表。

「コンパクト」はそのまま小型化の意。

元々小型の部類であるスティーズが更に小さくなったようです。

「タフ」要素については、「G1ジュラルミンマシンカットドライブギア」を指すようです。



Φ30mm G1ジュラルミン製 CT SVスプール

CTコンセプトの要となるのが、G1ジュラルミン製のΦ30mmSVスプール

(知っている範囲内で)ダイワ最小のスプール径が「PIXY(ピクシー)」に採用されたΦ31mm。

ベイトフィネスモデルとして開発された「AIR」シリーズがΦ32mm。

そして今回の「CT SV」ではΦ30mmに。

小口径化することにより、スプールの立ち上がりをよりスムーズにすることが狙いのようです。

また、ベイトフィネスの域に達するような軽量キャストもやりやすいようですが、ベアリングは小口径のマイクロベアリングではなく、ノーマルなサイズのベアリングを採用しています。

そのため、あくまでライト寄りのバーサタイルモデルとなります。



スティーズ CT SV TWのスペック
品名 700H / 700HL 700XH / 700XHL
巻取り長さ 59cm 76cm
ギヤ比 6.3 8.1
自重 150g 150g
巻糸量(ナイロン) 12lb-35~70m,14lb-30~60m 12lb-35~70m,14lb-30~60m
ハンドル長さ 80cm 80cm
ベアリング 12/1 12/1
本体価格 58,800円 58,800円

ラインナップは、「700H」と「700XH」の左右ハンドルで計4機種。

コンパクトボディ&Φ30mmスプールという新規格ということで、700番というこれまでになかった番手となっています。

ギア比はH:ハイギヤとXH:エクストラハイギヤの2タイプ。

注意点として、30mmと小口径化されたことにより、巻取り長さも短くなっています。

Φ34mmスプールを搭載したノーマルのスティーズと比べてほぼ一段階下の巻き取り長となります。

巻取り長さ\スプール径 Φ34mm Φ30mm
5.3 56cm
H:6.3 67cm 59cm
SH:7.1 75cm
XH:8.1 86cm 76cm

重量は「スティーズ SV TW」の160gから10g減の150g。

ボディが小型化されたことにより軽量化も図られていますが、TWSを搭載して150gを切るのは難しいようです。

ダイワさん的には150gを切るリールは「外観がチープすぎる※」とのことなのでこれでいいのでしょう。
(※某エピソードより)



参考動画

■ Project T 2019 EPISODE 3 “STEEZ CT SV TW DEBUT!” 【 Project T Vol.54 】

■ 【2019年ニューモデル】スティーズCT SV TW インプレッション

↑寄せられたコメントがダイワユーザーの率直な感想かと。



ベイトフィネスではなく、ライト寄りのバーサタイルモデル

TWSを搭載した新型のベイトフィネスモデルかと思いきや、まさかのバーサタイルモデル。

多くのダイワユーザーがそろそろくるであろうと待ち望んだ「T3 AIR」の後継とはなりませんでした。

Φ30mmという小口径スプールでバーサタイル?

既にSVの時点で十分ライト寄りになったはずですが、更にライト寄りなコンセプトのようです。

シマノでいうと「18 アルデバラン MGL」くらいのポジションでしょうか。

バスフィッシングでは需要があるのでしょうが、それ以外のベイトフィネス・軽量キャスト用途に期待していたユーザーにはこれじゃない感…。

このリールをベースに、スプールを軽量・浅溝化した「スティーズ CT AIR TW」でも出すのでしょうか。