シマノ 「20 ヴァンフォード」のベアリングカスタムをまとめてみました。
ヴァンフォードには、以下の4箇所にベアリングを追加可能となっています。
・ラインローラー(1BB)
・スプール受け(1BB)
・ローターナット(1BB)
・ウォームシャフト(2BB)
計5BB追加で標準の7BB(9BB)からMAX 12BB(14BB)へ。
()はダブルハンドルモデルの「C3000SDH」
なお、ハンドルノブは標準で2BB、スプール内は追加できません。
各部位へのベアリング追加方法を解説
それでは、各部位へのベアリング追加方法を解説します。
作業手順からスプール受け、ローターナット、ウォームシャフトはまとめてやってしまった方が手間が掛かりません。
ただし、ウォームシャフトへの追加はボディを分解することになるため、他の部位より難易度が高めです。
リールの分解に不慣れな方は、避けた方が懸命です。
お約束ですが、リールの分解・改造は自己責任でお願いします。
【+1BB】 ラインローラーにベアリングを追加する方法
「20 ヴァンフォード」のラインローラーは標準で1BB。
前モデル「16 ストラディックCI4+」では、ラインローラーを2BB仕様へするには上位モデルの部品を移植する必要がありました。
それがヴァンフォードでは不要になり、標準のカラーをベアリングに交換するのみです。
<使用ベアリング>
・DDL-740ZZ
外径7mm x 内径4mm x 幅2.5mm
【+1BB】 スプール受けにベアリングを追加する方法
定番のスプール受け(メインシャフトベアリングガイド)へのベアリング追加。
<使用ベアリング>
・DDL-1170ZZ
外径11mm x 内径7mm x 幅3mm
【+1BB】 ローターナット内にベアリングを追加する方法
前モデルではできなかったローターナット内への追加。
ヴァンフォードでは追加できるようになり、ついにローターナットベアリング化が可能に。
ただし、上位モデルと構造が異なり、あくまで簡易なものです。
<使用ベアリング>
・DDL-840ZZ
外径8mm x 内径4mm x 幅3mm
【+2BB】 ボディ内ウォームシャフトにベアリングを追加する方法
ボディ内ウォームシャフトの両端にベアリングを追加できるようになりました。
(前モデルは片側のみ追加可能)
<使用ベアリング>
・DDL-520ZZW52
外径5mm x 内径2mm x 幅2.5mm
・DDL-630ZZ
外径6mm x 内径3mm x 幅2.5mm
【+5BB】 20 ヴァンフォード フルベアリング化 MAX12BB仕様
計5BB追加で標準の7BB(9BB)からMAX 12BB(14BB)へ。
()はダブルハンドルモデルの「C3000SDH」
前モデルから追加できる箇所が増えた(ローターナット)、改善された(ウォームシャフト)のが良いですね。
これであとはスプール内に追加できるようになるといいのですが、後の派生モデルのためにあえてこうしているのかな…?