ここ一ヶ月ほどで購入した3台のNEWベイトキャスティングリール。
ダイワ 「19 モアザンPE」に「20 HRF PEスペシャル」、シマノ 「20 エクスセンスDCSS」。
これらの試し投げに行ってきたので、その感想を簡単にレビュー。
NEWベイトキャスティングリールの試し投げ
ここ一ヶ月ほどで購入した3台のNEWベイトキャスティングリール
・ダイワ 20 HRF PEスペシャル 8.1L-TW
・ダイワ 19 モアザンPE 1000SHL-TW
・シマノ 20 エクスセンスDCSS HG
「ジリオンSV TW」はこれまでメインに使っていたリールなので比較用に。
これらを初使用、投げ比べてみました。
ロッドは固定、ラインはいずれもPE1.5号
使用ロッドは、ヤマガブランクス 「バリスティック ベイトモデル 810ML リバーカスタム NANO」。
ラインはいずれもPE1.5号、リーダーはナイロン16lbを3mほどとっています。
投げたルアー
8~26gのルアーにジョイクロを持ち込んでみました。
よく投げ比べてみたのは、以下の3つ。
・ima sasuke SF-95 8g
・タックルハウス TKLM 9/11 11g
・シマノ エクスセンス サイレントアサシン 99F AR-C 14g
本流河川を吹き抜ける風があったため、遠投しづらく、重いルアーはフルキャストできていません。
ダイワのベイトキャスティングリール
まずはダイワのベイトキャスティングリールから。
「HRF PEスペシャル」→「モアザンPE」の順に試し投げ。
ダイワ HRF PEスペシャル 8.1L-TW
最初に使ってみたのは、ロックフィッシュ用リール 「HRF PEスペシャル」。
「19 タトゥーラ」をベースに、φ34mm 超々ジュラルミンスプールを搭載。
ブレーキシステムは、「マグフォースZ PEロングディスタンスチューン」。
上記の8~14gのルアーをキャストしてみたところ、着水時のサミングのみで快適にキャストできたのはブレーキダイヤル8でした。
ダイヤル6にすると途中でラインが浮き、何もしないとバックラッシュ…。
巻いたラインがコシの強い高比重PEラインのオードラゴンだったためか、ラインが膨らみやすい印象。
プラグの飛距離は悪くないものの、ややピーキーに感じられました。
本来の用途からいって、14g以上のシンカーを遠投するのに合わせたセッティングなのでしょう。
手応えは悪くありませんが、実際にロックフィッシュで使わないと何とも言えない感じです。
<5/6追記>
ダイワ モアザンPE 1000SHL-TW
次に使ったのが「モアザンPE」。
「スティーズA」をベースに、φ34mm G1ジュラルミン製スプールを搭載。
ブレーキシステムは、「マグフォースZ PEロングディスタンスチューン」。
先に使った「HRF PEスペシャル」の上位互換なリールです。
似たようなスペックなのでキャストフィールが少し良くなる程度かと思いきや、一投目からその違いにびっくり!
キャストフィールが少しどころではなく、全然違いました。
飛距離的には若干HRFより飛んでいるかくらいなものでしたが、HRFで感じたピーキーさがなくなり、スプールの立ち上がりが滑らかで静かにルアーが飛んでいく感じ。
ダイヤル6で着水時のサミングのみで快適にキャスト可、ダイヤル4で途中要サミングで飛距離アップが望めそうです。
巻き心地は滑らかで良いですが、巻き物が主な用途ということを考えると、100mmのハンドルは長く、90mmに換えたいところ。
キャスタビリティ、リールのかっちり感といい、とにかく精度が高く、期待以上のリールでした。
<5/6追記>
近・中距離のSVに、中・遠距離のマグフォースZ
・ジリオンSV TW:SV エアブレーキ(リニアシャフト)
・HRF PEスペシャル:マグフォースZ PEロングディスタンスチューン(非リニアシャフト)
・モアザンPE:マグフォースZ PEロングディスタンスチューン(リニアシャフト)
いずれもスプール径はφ34mm。
ジリオン、モアザンはシャフトレスのリニアシャフト、HRFはシャフトあり。
こうして投げ比べてみると、やはりSVスプール(エアーブレーキ)はバックラッシュこそ起こりにくいものの、ブレーキの強さが際立ちます。
マグフォースZは、SVで感じる失速が大幅に弱まり、後半の伸びが感じられます。
よく言われている通り、近・中距離のSVスプール(エアブレーキ)に、中・遠距離のマグフォースZと使い分けると良さそうです。
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シマノのベイトキャスティングリール 初のDCブレーキ
最後にシマノのベイトキャスティングリール。
初使用となるDC(デジタルコントロール)ブレーキ搭載リールの試投です。
シマノ エクスセンスDCSS HG
「クラドDC」をベースに、φ34mmのスプールを搭載した「エクスセンスDC SS」。
ブレーキシステムは、PE用に調整されたDCブレーキ「I-DC4エクスセンスチューン」。
キャストの前に見た目から。
リール単体で見ると、ギアボックスが出っ張っていてゴツく、ブサイクな印象でしたが、いざロッドに合わせるとなかなか悪くありません。
パーミング性も悪くなく、意外としっくりきました。
そしてキャスティング。
ラインを巻く前にスプールを測ってみたところ、思ったより重くて期待していなかったのですが、スプールの重さ・レスポンスの悪さは感じられず、思いの外スムーズに飛んでいきます。
楽しみにしていた特徴的なブレーキ音は思ったより小さめでした。
ダイヤル1~3はどの順で強くなるのか忘れてしまい、ダイヤルを弄りながらひたすらキャスト。
一番ブレーキが弱いであろうダイヤル1でも、着水時のサミングのみでラインが膨らむことなくスムーズにキャストできました。
「エクスセンスDCSS」、正直言って買ったは良いものの、古さを感じるスペックに全然期待していませんでした。
(少し使ってから売却を検討していたほど)
それがいざ使ってみると全然あり。
スプールの重さから厳しいと思われた8gのミノーも問題なくキャストできたのは驚きました。
上位機種に手を出そうとすると倍は掛かるので、実売2万円後半なら全然ありなリールです。
<5/6追記>