「2017年 渓流釣行を振り返って」に続き、今度はタックルのまとめ。
今期使用したタックル、試してみたこと、活躍したルアーなどを紹介します。
タックルブログとしては、釣行よりもこちらがメインみたいなものですね。
昨年のまとめはこちら。↓
関連記事:2016年 渓流タックルを振り返って
タックルの比率 スピニングタックル&ベイトタックル
使用したタックルは、8,9割方スピニングタックルがメインとなりました。
散々ベイトタックル推しておいてけっきょくそれかよ、なんて思われそうですが、あくまで適材適所・使い分け。
下流、中流域でのヤマメ狙いがメインのため、ベイトタックルのメリットが薄く、スピニングタックルの使用が多くなりました。
特に今期はスピニングロッドを2本新調したことも大きいです。
ベイトロッドを買っていればそちらの使用頻度も多くなっていたことでしょう。
新しく使い始めたNEWロッド&リール
今期は新たにスピニングロッド2本、スピニングリールを2台追加しました。
<NEWロッド>
車釣行なので特にコンパクト性を求めているわけではありませんが、携行性に優れた”パックロッド”を追加してみました。
・ダイワ ワイズストリーム 53UL-3
関連記事:コンパクトなトラウトロッド購入
・アングラーズリパブリック エゲリア ネイティブパフォーマンス ERNS-411UL/T5
<NEWリール>
ハイギヤのスピニングを2台追加しました。
・ダイワ 14 カルディア 2004H
関連記事:ダイワ 14 カルディア 2004H (本体のみ)を購入
・ダイワ 17 セオリー 2004H
関連記事:ダイワ 17 セオリー 2004H Fインプレ 前編 付属品と外観、後編 各部特徴と重量
NEWタックルの使用感
今期追加されたNEWタックルの使用感について。
■ ダイワ ワイズストリーム 53UL-3
マルチピース(3P)タイプのパックロッド。
継ぎの硬さが目立ち、使いにくかったの一言。
今後使う機会があるかどうか分かりません。
インプレ記事:ダイワ ワイズストリーム 53UL-3 インプレ
■ パームス(アングラーズリパブリック) エゲリア ネイティブパフォーマンス ERNS-411UL/T5
テレスコピック(振出式)タイプのパックロッド。
継ぎの多い振り出し式ながらそれをあまり感じさせない使用感。
今のところアンリパの調子・硬さが自分には合っている・好みのようです。
インプレ記事はいずれ投稿予定。
トラウトロッドではありませんが、使えそうということで。
■ ヤマガブランクス ブルーカレント 62TZ NANO
ソルトのライトゲームロッドなんですが、この「ブルーカレント」シリーズ全般、掛けてからレギュラースロー気味な曲がりをするため、トラウトにも向いているのではと思っていました。
レングスがレングスなので川幅の狭い上流・中流域は不向きですが、開けた下流域なら問題なく使えそうです。
最後に番外で借り物ロッド。
■ ダイワ シルバークリーク 55L-B
使用一回ながら運良く良型ヤマメをキャッチすることができました。
ただし、どうもダイワのトラウトロッドは自分の好みではないようです。
ライトアクションということもありますが、ダイワの渓流トラウトロッドは全体的に硬くPEラインとの相性が悪いみたいです。
リールについてはあえて書くほどはありません。
巻き取り量が多く(ギア比が高い)、軽量なものがベストなので、どちらもこれを満たします。
新たな試み 「ラインシステム」 「フックセッティング」 「装備」
今期もいろいろと試したことがあったので、その中でも成果があったものを3つ紹介します。
<ラインシステム>
今期のスピニングタックルのメインラインは、ナイロンとPEと半々くらい(PEがやや多め)でした。
PEラインは基本的にラインシステムを組むことが必須。
今まではフロロの1.2号か1.5号くらいを使っていました。
渓流でのPEラインの欠点としてよく上げられるバラシを減らすため、途中から試してみた「PEライン×ナイロンリーダー」の組み合わせ。
PEラインの伸びのなさによるバラシを、少しでもナイロンの伸びで緩和しようという試み。
結論から言って、少なくとも悪いところはありません。
正直なところ、たかだか60~70センチほどの長さでナイロンの伸びが活かせるかどうか微妙なところです。
僅かな伸びがクッションとなって効いている、という思い込みによるプラシーボ効果が大きいでしょう。
そういう意味も込みでなら効果ありでした。
<フックシステム>
リリース派としては悩ましいフック問題。
シングルバーブレスフックが望ましいのは分かっていますが、大半のミノーがトリプルフック標準。
シングルフック化は意外と難しく、あえてトリプルが標準のミノーにシングルをセットしようとは思いません。
(今のところバーブレス化が最大の妥協案)
そこでシングルバーブレスフックを標準装備しているアンレーズ(アンリパ)のルアーに注目がいくわけですが・・・
やはりフッキング率が悪い。
トリプルと比べると、特にフロントフック側へのミスバイト(バイトがあっても針掛かりしない)が多く感じます。
そこで試してみたのが、シングルフックの抱き合わせセッティング。
↑画像内のルアーでは自作シングルフックを使っていますが、もちろん標準のフックでもOK。
シングルフックは一本のみ、という固定観念があると思いますが、別にシングルフック一本ずつに拘らなくても良いのでは?という発想から。
抱き合わせる形でセットすることでフックポイントが左右(前後)両方に向き、フッキングがスカることを低減できます。
効果は覿面でフッキング率が飛躍的に向上し、かつダメージも少ないまま。
上手くフッキングが決まると2本共刺さるため、下手なトリプルよりバラしにくいです。
2本刺さることでダメージが大きくなることを懸念されるかもしれませんが、針がそれぞれ独立しているため、トリプルのように無差別に引っ掛かるような刺さり方はしません。
フック一本分の重量・抵抗も増すので、トリプルフック装備ミノーのシングルフック化にも使えるかもしれません。
(これは来季の課題ということで)
<装備>
Amazonで「ウェットスーツズボン」を偶然安く買えたことから試してみた新装備、「アユタイツ(鮎タイツ+鮎タビ)」。
数回使ってお蔵になると思っていたのですが、これが思わぬ快適で今期はゲーターより使用頻度が高かったです。
ホームリバーでは、川の中(水中)をひたすら遡行することが多いため、基本的に水に入りっぱなし。
水位、水押しの強さによっては、ゲーターだと膝部分がずり落ちで地味にストレスが溜まりましたが、この装備だとその煩わしさがありません。
へそあたりまでネオプレンで覆われているため、腰まで浸かってもタマヒュンすることなし。^^;
欠点は陸上での暑さと動きにくさ、そして”見た目”。
上から別途ズボンを履くことはできず、基本的に下半身黒タイツ姿になってしまいます。
川の中ならそれほど違和感はありませんが、陸に上がり道路を歩いているとちょっとした変質者の様。^^;(笑)
薄いタイプもあるみたいなのでそれの購入を検討してみてもいいかもしれません。
使用頻度の高かったルアー
今期もいろいろなルアーを使いましたが、中でも特に使った・釣果に優れたルアーを紹介します。
ちなみに「AR-S スピナー」は殿堂入りのため、除外。
■ ダイワ シルバークリークミノー 50S
期待の新製品ということもあり、序盤はこればかり投げていました。^^;
必然的に釣果もこれに偏り、良型ヤマメに尺イワナもキャッチ。
使い勝手は上々。
ライバルであろうDUOの「RYUKI」シリーズとの差が気になるところでしょうが、微妙に使い勝手は異なります。
自分としては、小場所の「リュウキ」、大場所の「シルバークリークミノー」といった感じ。
コスパで言えばさすが大手メーカー。
ここ数年では千円前後で買えた「リュウキ」がコスパNo1でしたが、100円ほど値上げした今、コスパNo1はこちらの「シルバークリークミノー 50S」に軍配が上がるかもしれません。(安い時は税込み750円で買えます)
尚、平打ちミノーとしては「D-インサイト」は越えられない模様。
■ アンレーズ(アングラーズリパブリック) ベアトリス BT-53S
間違いなく今期のMVL(Most Valuable Lure)。
苦手意識のあったベアトリスシリーズ(特にこの53S)ですが、ちょっとした使い方のコツが分かってからは一気にメインルアーに昇格。
尺ヤマメを始め、今期の良型ヤマメのヒットはこのルアーによるものが多くありました。
従来の”ジョイント”ではなく、”セパレート”と分けている意味も何となく分かる気がします。
■ アンレーズ(アングラーズリパブリック) サムシャッド TS-45SP
こちらはイワナ専門。
シャッドタイプはこれまでダイワの「シルバークリークシャッド 5SP」を使っていて良い思いもしていますが、ポイントによっては潜り過ぎてしまうため、常用には向きませんでした。
このサムシャッドはシルバークリークシャッドより潜行レンジが浅いため、使える範囲が広いです。
もちろんシングルバーブレスフック標準装備なので魚へのダメージも◯。
イワナは数釣りになることが多いので非常に使い勝手の良いルアーです。
来季のタックルは・・・
長くなってしまいましたが、今期のタックルについては以上。
フックシステムやルアーなどは、後日詳細をアップしたいと思います。
そして来季のタックルについてですが、欲しいスピニングロッドが一本あります。^^;
さすがにパックロッドがメインというのも何だかおかしな話なので、、
それほど高価なロッドではありませんが、一応そのメーカーの中ではハイエンド?な部類かと。
すぐに次のタックルが欲しくなる病に冒されているため、今後もタックルは増える一方でしょう。^^;(笑)